ひとりごと
テーマ「忘れられない事」その1
友達の死
3年前の6月に、僕の友達は事故で死んだ。
バイクに乗ってて、後輪が工事の材料にひっかかって、
前に放りだされて、頭から土手の堤防に落ちていった。
「頭蓋骨陥没」
すぐに発見されず、草のおおい茂った土手で2時間くらい
倒れたままだったらしい。
意識不明が一週間続いて、死んだ。
梅雨のじめじめしてた季節だった。
その友達とは、死んだ2ヶ月くらい前に初めて会った。
2つの高校が駅から通うことになっていたから、駅から徒歩1分の僕の家はたまり場になっていて、友達が知らない奴を連れてくるということが頻繁にあった。
死んだ友達も、そういう知り合い方をした。
ヤンキーの人が連れてきたから、「この人もヤンキーっぽいな」
と思っていたが話しをしてみると、とてもおもしろい奴で、
すぐに仲よくなった。
学校帰りに、「あち〜〜」と言いながら僕の家に来ては、
遅くまでタバコを吸ったり、話しをしたりしてた。毎日のように
遊びに来てくれた。
しばらくして、そいつとケンカをした。
くだらない理由のケンカだった。
そして、そのケンカをした時が、僕等が最後に話しをした時だった。
意識不明になって6日め、お見舞いに行くと昨日までついていなかった心電図がつけられていた。
やばいんだな。って思った。
いつものように、寝ている友達に話しをして、
「また、明日来るから!」って言い終えたと同時に涙が出てきた。
病院からの帰り道、友達は僕に
「あいつは不死身だから・・・・」
と言ってくれた。現実味があって、ほっとした。
次の日、友達は死んだ。
電話で、死んだという事を聞かされても不思議と涙はでなかった。お葬式にいってもお通夜にいっても、涙はでなかった。
2.3日後に、僕は一人でそいつの家に行った。
そいつのお母さんに、「息子とはどういう友達ですか?」
みたいなことを聞かれたので、詳しく説明すると、「話しは良く聞いています。わざわざありがとう」と言われ、部屋に通してもらった。
テーブルの上に生徒手帳が置いてあって、中を見て泣いた。
教えてない僕んちの電話番号が、そこに大きく書いてあった。
「DAICI 52−XXXX」
英語のスペルをまちがっているところが、そいつらしかった。
あれから、僕は「いろんな事をして、いろんな物を見て、いろんな人と出会おう」
そいつと約束した、この考え方は、僕が自分で一番好きな考え方になった。
そいつとまた会う時は、「楽しかったのに、早く死ぬなんてアホだな」って言ってやるんだ。
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