◎西暦2200年、銀河系では4年毎に惑星代表チーム間で開かれる5人制サッカー大会、ギャラクシーカップ予選が各惑星毎になされた。全大会準優勝チームである地球代表チームは太陽系予選で勢いに乗って追い込み、とうとう本戦進出権をつかみ取り、地球はお祭りの雰囲気に包まれた。地球連邦代表チームであるH.O.Tは本戦舞台が開かれるゼウス星に発つ直前、大統領宮に招待され、大統領から地球の名誉の溜めに今回はきっと優勝してくれと頼まれた。その席には大統領の一人娘であるジェニーも参席していたがH.O.Tのメンバー達はジェニーの美貌にみんな参ってしまい平静を保てない。
◎ついに地球連邦の監督とH.O.Tは専用宇宙船に乗って地球を出発したが、思いがけず大統領の娘ジェニーが一緒に登場したことを知ってみんな胸が高鳴った。そしてそれぞれジェニーによく見られようと各自準備した歌とダンスの実力を自慢したり絢爛なサッカーの実力を披露したりした。特にかんたはジェニーに気に入られようと必死の努力をした。
◎ゼウス星に各惑星の代表チームが続々到着し、華麗な開幕式と特別公演が挙行され、おかしな姿の各惑星を代表する銀河系の歌手達の祝賀ステージがきらびやかに設けられた。しかし地球を代表し出演することになっていた歌手達が宇宙船の故障で時間に到着できなくなり、主催者側では地団駄を踏んでいたがそのことを聞いたH.O.Tメンバー達は地球の威信の問題だと、自分達が代わりにそのステージに上がるようにしてくれと地球連邦の監督に言った。
◎しかし地球連邦の監督は優勝するためには練習に没頭しなければならないと拒否した。だけどH.O.Tは監督に隠れてステージに上がり、カッコイイ祝賀公演をして多くの観覧客から賛辞を受ける。地球連邦の監督は怒りが怒髪天をつくが選手の士気の問題なのでその問題を見て見ぬ振りをした。
◎やがてギャラクシーカップ本戦競技がA,B組に分かれて行われ、B組に属する地球代表H.O.Tは地球連邦監督の老巧な指導の元、軽く予選を通過し、B組首位で決勝に進出した。一方、前大会の優勝チームであり今大会の強力な優勝候補であるリーボック惑星代表チームは主将であるムカを中心に、一貫して荒々しい競技であったが、他のチームの多くの選手達が死亡したりひどい怪我を負ったりした。今H.O.Tとリーボック惑星チーム間の決勝戦が2日後に迫り、地球連邦監督はH.O.Tを呼んでミーティングを設け、必勝意志を高めたがかんたは監督に隠れて仮装クローンを代わりに座らせてゼウス星の名所を観光するジェニーの後を尾行し、接近する機会を虎視眈々と狙っていたが急に現れた武装した怪しい男達にジェニーが拉致されるのを目撃し、ジェニーを救うために追いかけていったが結局逃してしまった。
◎だからかんたは急いで宿舎に駆けつけ、その事実を地球連邦の監督に知らせる。大統領の娘が拉致されたという事で監督は戦々恐々とするが怪しい男達から電話が来て、自分達はタカール行星のILA要員だと明かし、H.O.Tが決勝戦を棄権して併せて地球の監獄に収監中の自分達の司令官を釈放すればジェニーを解放してあげると言って電話を切った。
◎悩みに嵌る地球連邦監督とH.O.T....その時大統領から電話がかかって来てジェニーに替わってくれと言ったので監督はちょっと街に観光に出掛けたとごまかして危機を免れた。電話を切って監督とH.O.Tは対策会議をするが特に鋭い策がなく頭を悩ませるがふいにかんたがアイディアを出した。
◎仮装クローン達を代わりに決勝戦に送り出しその間にジェニーを救出することにして地球特攻隊となり変わって出動する。結局、H.O.Tは怪しい男達の隠れ場を探し出し、ジェニーを救出することに成功した。しかし決勝戦に出場した仮装クローン達は前半戦だけで5:0で惨敗し、競技を生中継で放送していた解説者とアナウンサーはこれまでとは違った無気力なプレイをするH.O.Tを取り上げ理解できないと選手達を糾弾した。前半戦が終わる頃、ようやく競技場に到着したH.O.Tは仮装クローンを消してしまい、必勝を誓いながら後半戦に出場した。乱暴者と噂されるリーボック惑星チーム間の息をのむ接戦が繰り広げられる間H.O.Tは連続ゴールを記録して大追撃をして、サッカー中継をするシン・ムンソン解説者は「ゴールイン!ゴールイン!ゴールインです!」を連続して叫び、彼特有のコメントが続き、ついにH.O.Tは痛烈な6:5の逆転勝利をおさめ、ギャラクシー優勝カップを胸に抱いた。
◎これを見守っていた地球連邦の人々はお祭りの雰囲気に包まれ、全ての日程を終えたH.O.Tはジェニーと一緒に専用宇宙船に乗って地球に帰ってくる。
◎一方、ジェニーは自分を助けるのに最も活躍したかんたに、甘いキスで感謝を表したが他のH.O.Tのメンバー達は羨ましくて死にそうだった。そして地球に帰る宇宙船の中では優勝パーティーが開かれ軽快なH.O.Tの歌が宇宙船いっぱいに響いた。