プロローグ


婿にしたい歌手2位、40代が好きな歌手3位、30代以上の国民が選んだ歌手・・・・。
97年から98年まで全言論と放送を総なめにするような、どんな賞よりも、ひょっとすると意味深長に思える数値ばかり数えてみた。 H.O.Tはまるで10代の専有物であるように、そう、気を大きくして書いて20代まで。まるで彼らだけの専有物のように考えていた既成世代には少しは異色に思える統計でないはずがないからだ。
こんな言葉もある。
「H.O.Tの歌を一緒に楽しむ親は子供と対話出来てそうでない親は対話できない。」
まるでH.O.Tが既成世代と新世代を結ぶ架け橋の役割を担当するんじゃないかと疑う(?)くらいだ。
先の一連の統計を通じて「疑心」を「現実」として表れた。H.O.Tはこれ以上一部の世代だけをまとめる流行ではなく、全世界を網羅する国民歌手として遜色のないことを証明している。世界の半分が大人のものならば、世界の半分は子供にあげてこそ公平だ。そんな意味でH.O.Tは子供達の力で作った子供達の偶像だ。単純に「子供達の理解できない歌とおどけたダンス」として寄せられてしまうから10代が自ら成した偶像の力が実に屈強だ。
しかし彼らは言う。
「僕達は10代の偶像と言うよりは10代の代弁者でありたいのです。」
彼らは彼らが自らが青少年期のまっただ中に直接・間接的に経験した事実を音楽的面から考えようとした。そして彼らは“チョンサエフエ”を通じて学園暴力の深刻性を、“ヌッテワヤン”を通じて社会の暴力問題を表現しようとした。しかし全体の脈略よりも一部の単語を問題視する大人達を理解できないというのが彼らの立場。
この間の3集を通して彼らは既存の企画社による動かされ操縦される「プロジェクトチーム」という認識を払拭する契機を迎えた。年齢層が若いからそうすることの出来る可能性はいくらでもある。それだけでなく『かんたが何の作曲を・・・・何?ジェウォンまで?』と疑心の目も同様にある。
だけど彼らに一度でも会ってみた人ならば、近くで真面目に話してみた人ならば彼らの一人一人に内在する無限の可能性を読むだろう。そして仮に外で言われている無責任な言葉に対して、ただ「ふん」と笑ってやり過ごすだろう。
インタビューをする間一番情熱を見せた部分は自分達の音楽に関するものだった。あえて自分達が作詞、作曲、編曲をしないとしても誰が何を言おうか。だけど自分達の声は自分達がよく知っているから、「こういう部分はこうして消化すればいい」ということを誰よりもよく知っているから、そうしたいという彼らだ。一様によいミュージシャンでありたいと願う彼らの未来は明らかに青信号と言っても過言ではないだろう。
誠実さ、ひたむきさ、謙虚さ、純粋さ、そしてタフさまで。彼らに感じた姿はあらゆる良い修飾語を持ってつけても不足感がない。自分達の話を込めた本を発行すると言った時却って誇張されるのではないか心配した。あるがままではなく「幻想的に」書かれるのではないかと心配した彼らだった。だから約束した。多くも少なくもないあるがままの姿をそのまま残そう」と。年末の盛りに成された取材で忙しい日程のまっただ中にあった。
しかし、この本を通してファンと出会うという期待に誠意を持ってインタビューに応じてくれた5人の戦士達に何よりも感謝の気持ちを伝えたい。そして彼らの側を片時も離れずにインタービューに協力してくれたマネージャーにもやはりとても感謝している。
S.M.関係者の皆さん、(株)スターワールドの皆さん、Club H.O.T会員の皆さん、Club H.O.T会報編集委員の皆さん、各通信社H.O.Tファンクラブ会長の皆さんの多くの関心と協調があった。
だからこの本はH.O.Tの5人の戦士だけでなく彼らを愛し大切にする多くの人々の力が集まった結果であることをこの場を借りて明らかにしたい。
10代を過ぎ、20代の真ん中に立って更に光を放つだろう事を信じて疑わない。
High-five Of Twenties! いや、H.O.T Forever!
何より5人中誰もが引けを取らない「人生の情熱」があるから。そして彼らを見守り支持してくれる多くのファン達がいるから・・・・・。

1999年2月
スポーツソウル 芸能チーム長・副局長 イ・キジョン