かんたの涙


 1,2集の活動をしながら一緒に踊った子達がいた。食べさせ、泊まらせ、交通費もあげて一緒に生活した。そんなに活発に活動する状態じゃなかったから活動にそれほど余裕がなかった。だけど腹を割って話してそれこそ人間的に接したと思ったんだけど・・・・・ある日他の人に俺の話を曲解して話すのを聞いた。よくしてあげた多くの時間を脇に置いて、ある一つの間違いをもって「ヨンジンヒョンは自分勝手な人だ。」と言うのを聞いた時、全ての人に対する失望感が襲った。軍隊にいる時が特にそうだった。活動をしていてもそうだったけれど。人々一般に対しての信頼感が壊れていた時、彼ら5人と出会った。  『まだ子供だから考えも幼いだろうし・・・もしお互いの心に傷をつけたらどうしよう』と思った。心の門を閉じたままで会った。心の中では話も沢山してご飯もおごって本当によくしてあげたかったけれど、節制した。『どうせ仕事で会ったんだし』そう言って自らを慰めた。
 ひじゅんの場合、うまくやりすごした。冗談のように「もう、ヨンジンヒョンひどい!」と言って場を和らげる面があった。だけどかんたはそう出来なかった。僕を前にして一言も言葉がなかった。始終そういう風に過ごして、出会ってから六ヶ月くらいたった時だった。そんなもんだろうと思っていた。
 ある日は先輩がやっているナイトクラブに行った時、かんたが側にいた。僕の隣の席で他の人達と話している時だったが、急に僕の話をしているようで、耳が傾いた。隣のテーブルでキムエンジニアと話をしていたかんたが、すぐに「僕達はヨンジンヒョンと一緒にいることだけでもよかったのに、ヨンジンヒョンはそうじゃないみたいです。」
 その瞬間目に涙が滲んだ。とてもすまなくて、衝撃的だった。『人はみんな同じじゃないのに、あの子達の人間性を見て最善を尽くすべきだったのに、そうする事が出来なかった。』自責感を感じた。その後自分がしたい通りに行動した。一緒に会って、一緒に話して、それまでのことが本当に本心じゃなかったことを充分に表現した。勿論当時はただやり過ごしたけれど。