クリスマス・ボックス レポレポレポ

11月16日(金)ソワレ

3回目の観劇は、H列下手側。
この日一番感動しました。お話がようやく頭に入ったせいもあるかもしれないけど、小さいシーンの積み重ねで成り立っている舞台ですから、それが心に染み通ったという感じでしょうか?
みんな必死で生きていて、悪い人もいい人もそれはそれなりに真剣に生きているからこそ、悲劇も喜劇も起きるんだ…と思いながら見ていました。
人を殺したり、放火をしたり…というのは本当にやってはいけないことなんだけど、それに至るまでの心の屈折とか、生活とかそういうものが想像できたことも、「人は許さなくてはいけない」というメアリーアンのセリフをすんなり受け入れることができた要因だと思います。
何でそういう風に思ったのかというと、最初に楽士の家族が出てきて、ソルトレークシティの市民の前で歌っているとき、女の子の頭をなでて心づけを入れるのがイヴリン・ハット役の人なんですよ。単なる1チンピラとして出ているシーンなのかもしれないけど、それでもね、ほんのちょっとだけの心づけかもしれないけど(女の子が缶の中を見てちょっと不満そうな顔をするから)、それでも人を思いやる気持ちも持っている人なのかな…とか思ったりして。
でなかったら、あんな風に娘(マーサ)から慕われたりしないはずだな…と。
心も狭いし、汚い人間なんだろうけれど、どこかに少しはきれいな心を持っているんじゃないか…何かが狂って、ああいう取り返しのつかない事件を起こしてしまったんではないだろうか…と考えると、ほんの少し同情心が起きてきたんです。
キャノン未亡人の財産をあてにしていた…というのは、人としてあまり誉められることではないけれど、当てがはずれ、ローレンスを脅そうとして反対に友達が死に、本当は自分が悪いから狂っていった運命を受け入れることができない弱い人間なんだろうな。だから腹いせに放火をしても、単に面白い嫌がらせ・・ぐらいにしか思っていなかったんじゃないだろうか。まさか人が死ぬとは思っていなかったんじゃないだろうか…と。
それがメアリーアンの心情を理解することに繋がり、ディヴィッドとメアリーアンの和解のシーンに繋がり、最後のリチャードがジェナと手をつなぐシーンに繋がって、思わず涙してしまいました。
ああ、ここが泣き所なんだなあ…と、自分なりの泣き所を見つけることができて、かなり満足。だって回りが泣いているのに、あんまり心が動かなさ過ぎるのも、冷たい人間みたいじゃない?
マーサ役の女の子、ものすごく大役なんですよね。セリフもたくさんあるし、内容も難しいし。毎日必死でセリフを読み上げている気がしますが、間違ったからといってやり直すのはちょっと…。でも、他の子役に比べて、確かに難しい役なので、許しましょう。
さて、屋良くんのカーテンコール。純名さんを巻き込んで『デカメロン伝説』でした。あの、プレゾン大阪千秋楽のとき、『デカメロン』の振り付けがわからないJr.に向かって、かっちゃんが指導したあの振付です。(わかる人しかわからない…か…)

 

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