No.2 -チャリ-
第2回、何のことはない、チャリ=チャリンコ=ケッタ=自転車のことである。こんなものについて真面目に考えた人はいないだろうから考えてみた。
思えば初めてチャリに乗ったのはいつのことだろうか。こんなところで言うのもなんだが、2輪よりも4輪の好きだった幼年時代、周りの友人ほど興味を示さなかったことだけは確かに覚えている。実はこの精神は今も同じであり、車はあるが自動2輪、要するにバイクについては全くと言っていいほど関心がない。原チャすら乗ろうとは思わないんだから相当に興味が無いんだろう、と自分でも思う。まさに三つ子の魂百まで、だ。
まあそんなことはどうでもいいのだが、とにかくチャリである。確かに便利ではある。ちょっと歩くにはキツいが車では行けないところなど何も考えずにチャリですいすい行ってしまう。昔最初に乗るまでに時間のかかったものであるだけに、その後が続くのであろうか、とにかくこれでもかってなくらいチャリには乗った。初めて横のコマを取ったときにはそれは大騒ぎしたと言うのは誰しも同じであろう。支配人の場合は特に激しい。全身血まみれの姿は全て母親のせいだとして大暴れをしたがその後父親にも同じことをぶちまけるという・・・。いやはや・・・。おそらく自分がこんなだから、自分の子供も同じようになるであろう、覚悟せねば。
しかし一度乗ってしまえばこっちのもの。特に小学生なんてそこいらの暴走族とたいした違いはないのではなかろうか。まあしかしイロイロやった。チャリに乗ったまんま家の近くのドブ川に飛び込んだこともある。ずぶ濡れで這い上がってきた自分を見た隣のおばさんが「まあ、元気ねえ」とか言っていたが・・・違うっての。こっちは必死やっちゅうねん。実際足にはそれまでで一番大きな青アザができていた記憶がある。そしてドブ川の中でドブ川の中を見たのも後にも先にもあのときだけだ。そして今でも不思議なのは何故にそのドブ川に落ちてしまったのかが分からないことである。
そして中学生になってから、よそ見運転をしていて歩道の木に激突したこともある。あれは痛かった・・・。丈夫だと思っていたチャリの前方部がフレームごと曲がってしまったのだからそれは相当の衝撃だったと思われる。まあ何を見ていて激突したかは男なら分かるであろう・・・うん・・・。
しまった・・・気付けば回想シーンばかりではないか・・・。・・・まあいい、そろそろ現実に話を戻そう。今でもチャリは愛用している。大学に行くのに車が使えず、原チャに乗れないために仕方なくではあるが。最近気付いたが、チャリで通学していると徐々に所要時間が短くなるのは何故だろう。確かに昔は25分はかかっていたのに、今では15分もあれば大学に到着してしまう。これはなかなか興味深い。高校時代ならともかく、大学生になって年々体力も減退しているはずなのに・・・。世の中にはまだまだ分からないことがある・・・。
ところで世の中便利になったもので、今や電動自転車なるものまで登場している。電動で走る自転車・・・それは原動機付き自転車、即ち原チャではないのかとか当初は思ったものである。しかしよく考えてみれば電動アシスト付き自転車なのだ。全くもって、ややこしい。まあそれはともかくあれははっきり言ってキケンだと思う。確かに坂道を楽に上がれるのはいい。平坦な道で力を入れなくていいのもいい。ただし、だ。近頃年寄りが猛烈なスピードで電動自転車に乗って疾走してくる。これはアブナイ。どう考えても彼らの限界を超えたスピードで進むわけだ。そしてバイクに乗らないくらいだから当然そんな今までの自分のチャリのスピードよりもはるかに早いスピードにカラダがついていっているとも思えない。実際自分もかなり恐ろしい目に逢ったことがある。
恐ろしいと言えば突然チャリから飛び降りるおばさんも恐ろしい。支配人は前々から母親にあれはキケンだから何とかガマンしろ、とか言っている。しかしやはりクセとか言うことで全く直らないらしい。突然細い道から現れて、その上道をふさぐように飛び降りられてはこっちはかなわない・・・。何とかふんばってほしいものである。
さて・・・何だかワケの分からない文章だが、とにかくチャリは便利だ。使い方に間違いのありえない乗り物だからこそかもしれないが。
だから近所のチャリンコ屋のオヤジさん・・・丈夫って言って売りつけたカゴ・・・何で10日で壊れるのよ・・・。ちゃんと直して。