「21ヶ月
〜シンガーソングライター槇原敬之の時間が止まった時」
〜「生きてることを奇跡だと思う瞬間がある」 槇原敬之
空白の21ヶ月を自ら語る〜 |
私の記憶のみで申し訳ないけれど、少しでもラジオの雰囲気が伝われば幸いです。
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「今回の出来事はツライこと。でも、それは超えなくてはならない山。」と、彼はこの21ヶ月について話している。表面的に「アーティスト槇原敬之」としての時間は止まっていたように見えたけれど、実際は彼の中でたくさんの気持ちが動き、そして苦しみ、考えつづけていたのである。
「21ヶ月の間、何かがボクにものすごい勢いで教えようとしていた。生きてることを奇跡だと思う瞬間がある。」
そう語る彼が作り出したものが、アルバム「太陽」だったのだ。彼自身がテレビに出るわけでもなく、ラジオ出演するわけでもなく、派手なプロモーションもない…これまでの槇原敬之作品の中で、もっとも静かにリリースされたアルバムではあるけれど、彼の作品の中でもっとも力強い作品であることに間違いはないだろう。
槇原敬之は、「太陽」について「この事件のこと、ダメなことを忘れないために作った」というように語った。
事件後、嬉しかったことは、これまで少し離れていたイトコ達、親戚たちと話す機会が増えたこと。そして、自分が「当たり前の自分である」ということに気づくことが出来たことだという。
32歳の誕生日に、彼は山に登った。
荷物を持って、険しい山を登っていくのだけれど、行き交う人は「ただ、山に登っている自分」に対して自然に挨拶をしてくる。山を登る人と下る人が居て、ただ自然に挨拶を交し合うこと…そのことが、本当に嬉しかったのだそうだ。とにかく、山に登った経験は「嬉しかった」という印象でイッパイという様子で話をしていたので、本当に楽しい思い出だったのだろう。
その「山で経験したとにかく嬉しかった気持ち」を、街での生活でも持ちつづけたい…というのが、ボクの32歳の目標とかもしれない。と、最後に槇原敬之は明るく語った。
この槇原敬之の言葉を締めくくりとして、ここで初めて彼の曲が流れた。曲は「桃」。そして、曲が終わると同時に、番組も終了した。
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