槇原敬之コンサートツアー2003
本日ハ晴天ナリ レポート |
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[MC]
ここで次に歌う曲の説明をしてくれたマッキー。
「次に歌うのは僕の曲じゃないんですけど…」
「曲なんて、歌ったら1〜2分であっという間ですからね」
「太陽を作った頃から、意味のある歌を作りたいと思っているんですが、この曲は本当に意味のある歌なんです。初めて聞いた時は固まりました。日本にこんな歌があるなんて。こんな歌を作りたいものです。」
というようなことを言って、丁寧に曲の内容について教えてくれた。曲は美輪明宏さんが作詞作曲の「ヨイトマケの唄」で、まだ丸山明宏という名前で歌っていた時のものだそうだ。ちなみに、別の方が歌っているけれどMP3を発見しました。
マッキーがしてくれた解説は次のようなもの(ちょっと長いけれどゴメンナサイ)。
ヨイトマケとは昔よく見られた職業で(建設)現場で地ならしをする仕事のことで、この歌の主人公(小学生)の母親がその仕事をしていた。でも、土方作業はやはり力仕事・汚れる仕事なので、その職業が理由でいじめられてしまっていた。
「子供は職業のことなんてわかりませんよね。そういうのは親が言うんです。あそこのウチは『ヨイトマケ』だって。だから子供はそのまんま子供に言っちゃうんですよね。」
ある日、学校でいじめられて主人公は母親に慰めて欲しくて学校を抜け出す。でも、その時に偶然「ヨイトマケ」の仕事をしている母親の姿を見て、その頑張っている姿を見て、主人公は泣くのをやめて、学校に勉強をするために戻っていった…。というのが、「ヨイトマケの唄」の大体の内容。後は、歌詞を参照された方が早いと思う。
ヨイトマケの唄(マッキーバージョン)
本当は、美輪明宏さんの濃厚・重厚な声なんだと思うけれど、マッキーのストレートな歌い方に私はグッときた。歌詞の一言一言がまっすぐに心に響いたというか、情景が浮かんだというか…。とにかく、主人公の母への思いを感じた曲だった。そして、今までなら自分が子供の立場で聞いていたはずなのに、いつのまにか「母」の立場で聞いている自分にびっくり。私も、このように頑張っている姿を子供に見せられる人間になれるだろうか?と、考えさせられた。
歌い終わったあと、
「ね?いい曲でしょ?」
と、マッキーが言った時、思わず大きく頷いてしまった。こんな風に、また素晴らしい歌をカバーした「Listen
to the Music 2」みたいなものを出してみたいなぁって一言告げると、会場から大きな拍手が沸いた。マッキーも、「おぉ?」と反応の良さにちょっと満足って感じかな。
[MC]
ここで、バンドメンバーの内、ギター(小倉さん)・ベース(松原さん)・ドラムス(松永さん)・バンジョー(有田さん)だけがステージに残り、マッキーを囲んで椅子に座った。その椅子は、跳び箱みたいなものだったり、脚立だったり…と素朴な雰囲気のものだった。
ここでちょっとメンバー&楽器の紹介などもしてくれた。バンジョーの有田さんは、なんと全米チャンピオンだったことのある、バンジョーの第一人者なんだそうだ。ビックリ〜。ベースの松原さんの登場には、
「さあ、みんなで一緒に師匠と言いましょう」
とマッキーが先導。それにつられて「師匠!!」と叫ぶ5000人の声に、松原さんは「いらっしゃーい」と桂三枝のモノマネで返事。大ウケだった。小倉さんには、男性から声援が送られる…が、良く聞き取れなかったらしくて、「え?なに?」と聞きなおす…が、もう一度は声はかからなかった。
「え?鼻毛出てる?」
「え?腋毛?」
「イヤ、胸毛かも」
と、マッキーと小倉さんボケ倒す2人。挙句の果てには、マッキーが一生懸命説明してる横で、鼻毛チェックのために鏡をスタッフに依頼しようとする小倉さん。そんな姿を見て、マッキーが鼻毛の話に脱線。
「大分の時にね、ものすごく鼻毛が伸びてたんですよ。
それはもう、微笑み返しが出来ないくらい(笑)
歌っててもくすぐったくて…」byマッキー
「仕方ないよね。空気がね、汚れてたりするとね」by小倉
本当に、この人達はアーティストで、これはコンサートなの?、綾小路きみまろのトークショーなんじゃないの?と思うほど、会場はドッカンドッカンと大爆笑。
更に付け加えるならば、ツアーのメンバーの中で「コンビニの店員風あいさつ」が流行っている…なんてことも言っていた。語尾をあげて、
「………いただきまぁ〜す」(語尾は異常なまでにあげて言う)
なんていう話し方らしい。だから、「前とおりまーーーーす」「ギター弾かせていただきまーーーす」なんて会話が、日常茶飯事らしい。でも、話す時には目を合わせないとか、ちょっとだけむかつく、なんてことも言っていた。
「今日のマッキー、なんかムカツク。でもスキ…みたいな感じでね」
と、マッキーは絶好調。もう、これをみんなで流行らせようなんて、盛りあがっていた。
さて、次のコーナーは、ツアー先で一曲だけ日替わりで演奏するコーナー。毎回、ものすごく緊張して演奏されているのだけれど、それでもこのツアーのバンドメンバーが素晴らしい演奏家だからこそ実現するのだと、マッキーは言っていた。
「今回は、ブルージーな感じで行きます。」
と言って、ブルースってどんな感じなの?というのをちょっと説明。ちょっとだけ「伊勢崎町ブルース」(♪あなた知ってる〜 みなとよこはま〜 by青江三奈さん。ナツメロですね)を歌うマッキーと、それに合わせてちょっとだけギターを弾く小倉さん。
そんなこんなで紹介された曲は「Are You OK?」だったけれど、曲目を言った時の反応が薄かったのか
「あんまり好きじゃないみたいだね」
と、マッキーはちょっとしょんぼり。でもすぐに、
「でも、このバージョンを聞いたら好きになるよ( ̄ー ̄)ニヤリ」
と、気を取り直して元気に言っていた。でも私は言いたい。この時、きちんと曲名を聞き取れなかったので拍手が出来なかったのだと。……もしかしたらみんなにはちゃんと聞こえたのだろうか?でも、ホントに聞き取れなかったんだよ〜〜。というわけで、会場のみんなは、慌てて拍手を追加。
「お、反応早いね〜」
と小倉さん。
MCで笑ってばかりだった会場も、演奏が始まるとシーン。なのに、「Are You OK?」を弾きはじめたのかと思った小倉さんは、なんと伊勢崎町ブルースの青江三奈風なセクシーボイスで「アッ、アッ」を連発。あんまり連発するので、マッキーも
「まだやるかっ(笑)」
と、苦笑。そんなこんなで、曲がスタート。
AreYouOK?
長い長いMCで笑い転げた後とは思えない、かっこいいアレンジだった。シングルでは、ビッグバンド風な曲だったけれど、それよりもぐっと大人な雰囲気を出していた。最近、あんまりこの曲は聴いていなかったけれど、久々に生歌で、しかもこんなにカッコイイアレンジで聴けてラッキーだったなぁ。東京1日目も、大成功というところかな。
君の声を待つ夜
さて、今回は残念ながら風邪で鼻声&体調悪そうなマッキー。次の歌を紹介する時に、
「お前が歌うな、って感じだよね」
と、バンドのメンバーを見ながら照れ笑い。本当だよ、「君の声を待」っているのは私達の方よ…と密かに思ったりして。
でも、私はこの歌があったからこそ、歌の通りに、マッキーが元気になるのを待つよ!とも思えた気がするな。もちろん、残念ではあるけれど…でもきちんと決めるところは決めてくれていたと私は思う。曲は、アルバムとは違うアレンジがなされていた。カーペンターズの「Close
to you」や「猫がふんじゃった」をちょっと思わせるような、映画の一場面を思い起させるような…そんなステキな雰囲気だったと思う。
[MC]
ここで、パーカッションのまたろうさんが前方へ登場。またろうさんを紹介するのかな?と思ったら、マッキーは
「あ、ちょっとエマージェンシー。
ちょっと小倉さん手ぇ出して。ターッチ」
と言って小倉さんに手をパチンとタッチして袖へ引っ込んでしまった。会場、ちょっとざわめく。どうしたんだろう?具合が悪いの?鼻でもかむの?どうした?今日の体調があまりよくないことは誰もが分かっていたので、ちょっと心配になる。
でも、そんな様子を感じさせずに小倉さんとまたろうさんが、ひょうひょうと会話をしはじめる。話題は世田谷公園の話へ。先日またろうさんが、世田谷公園で「山崎まさよし君」にあったと言い始めると
小「そんなこと言ったら大変だよ。明日みんな世田谷公園に行っちゃうよ〜」
ま「あ、でも5時40分頃だったんだよ」
小「それもまた微妙な時間帯だね〜」
ま「で、山崎君と一緒に居たのが・……これは言えないな〜」
小「アハハハハ(意味ありげな笑い)」
そこへマッキーが『お待たせ〜」と再登場。テッテケテ〜〜と走ってきた。
マ「紹介しといてくれた?」
小「え?誰を?」
マ「どこのだれともわからん人とはなしとったんかい」
会場、笑い。改めてまたろうさんを紹介するマッキー。客席に向かって両手を大きく振って、またろうさん挨拶。
実はマッキーが中座したのは、着替えのため。たくさん汗をかいた後でのMC、イスに座っていたら冷気のせいでシャツが冷たくなってきてしまったのだそうだ。
「冷気と言っても「霊」じゃないですよ。」
なんて笑っていた。そんなことを言いながらイスに座りなおそうとして、足元に置いてあった飲み物を倒してこぼしてしまうと
「あ、こぼしちゃった。」
と小声でぼそぼそ(笑)。なんだか、とてもかわいかった。ウッカリ者め。
なんて、さんざん楽しませてくれた後、急に真剣になって
「ここで皆さんとこうして出会えたのも何かの『縁』ということで、『縁』聴いてください(ウマイ!!みたいな自我自讃の雰囲気)」
と歌いはじめたのだった。
縁
ここで、またろうさんも加わっての演奏がスタート。またろうさんが、座っていた箱のようなイスを突然打楽器として使い始めたのでびっくり。実はコレ、カホンと言う打楽器だったのだ。その音がとても大きくてびっくり、そしてただ叩いているだけのように見えるのに、さまざまな音色が出ることにもびっくり。びっくり。素晴らしいまたろうさんの技術を間近で拝見させていただいた感じ。
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