槇原敬之
CONCERT TOUR 2004

"EXPLORER"
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しっとりとしたイメージで続いてきたステージの雰囲気が変わった。あれ?いったい何の曲だろう?と思ったら、マッキーがステージ中央でピシーッとポーズを決めた。そして
「ハトマメー」
という声と共に、イントロが流れてきた。


ハトマメ

スクリーンには、ハトマメの歌詞が出てくるので、英語のコーラス部分も歌詞が出るので、それに合わせて会場も口ずさんでいた人が多かったと思う。

「♪身振り手振りで頑張る僕」の部分では、歌いながら手をパタパタ羽ばたかせたり嘴を手で作ったり…、本当に身振り手振りでハトを表現していて、その表情も面白くなんともかわいらしかった。30代半ばのヤローをつかまえて言うセリフではないかも知れないが。

実は私、このコンサートで初めて、二番の「♪今日は奈良に友達遊びに行ってきます」のコーラス部分に「法隆寺」という言葉が使われていることを知った!(ずっと、英語だと勘違いしていたよ) ちなみに、「今日は奈良に…」のところは、マッキーがカタコトで話す外国人風に「オトサン、オカサン、キョハ、トモダチ…ナラ、イタダキマス…」って感じにセリフにしていて、笑っちゃったよ。

「♪Say hello to the world」の歌詞の部分では、会場にマイクを向けて一緒に歌おうとアピールしてくれていた。会場に居る私たちも楽しかったし、何よりもステージで歌っているマッキー自身が、自分の曲を楽しそうに歌っているというのが印象的だった。そんな姿を見ると、やっぱりコンサートを見に来られて良かった…としみじみ思ってしまう私であった。



ショートコーナー
「もめてる家族」の紹介


ここでは、ファンクラブで募集していた「もめてる家族」のメールを紹介。天然ボケの旦那様に一生突っ込みを入れていかねばならないのか…?という奥様からのメールだったと思う。PRIDE風(?)のリングアナウンスでご夫婦の名を呼んだりして会場を暖めるマッキー(笑)その

結婚式のケーキ入刀の時のこと、新郎が式場の係りの人に
「腰に腕を回してください」
と指示されたらしい。当然、それは「新婦の腰に」という意味だったはずなのだが、新郎は堂々と自分の腰に手を回し(それは、「前へならえ」の最前列のポーズのようだった、とか…)引きつる笑顔で入刀を送ったこと…

などのエピソードが紹介され、ご夫婦が会場のどこに居るのか探してもらってスポーットライトを浴びた後で
「おしあわせにーーー」
とマッキーが叫んで次の曲がスタートした。


Tag Team


イントロが始まると、マッキーは足を広げて腰を低くした姿勢になり、早口で、
「反射神経のテストです」
みたいなことを告げ、真中で手拍子。でも、8拍目のところで、左右どちらかに手を動かして手拍子をするので、会場もそれに合わせて左右でパチパチ。とぼけた表情で、どちらに出すのか予想がつかなくて慌てたりもしたけれど、それもまた楽しくてたまらない!

スクリーンに映し出される絵がが、かなり癖のある独特の絵(えびすよしかず風というか…)なので、思わず見入ってしまう。誰の作品なんだろう?色調とか人物とか…説明出来ないのが残念。私としてはちょっと受け付けない系。なのに見ちゃう(笑)

サビの部分での振り付けは…右手で親指と人差し指で「L」の字を作って、左手は腰!そして、右手を左下から右上に斜めに動かすのを4回やったら手を反対に変える…ってモノ(サタデーナイトフィーバーだろうか?…古)。曲と合ってるかどうかは別として、これも思わずみんなノリノリである。

「♪分っかり合えなくて〜当たり前なんだ〜」の部分で、マッキーは歌いなが、小倉さんはギターを弾きながら小芝居。マッキーが平手を食らわせるマネをすると小倉さんが倒れる真似、そしてすかさずギターでどつくしぐさをすると、「あ〜れ〜」とばかりにマッキーが倒れる…そんなことを繰り返しつつ曲は進行していくのであった(笑)


世界に一つだけの花

コンサートのアンコールでおなじみだったこの曲。それが、今回アルバムに入ったことで本編に格上げとなった。イントロ部分でマッキーは
「この曲は、振り付けがありますけれど、分からなくても
 やらなくても別にかまわないんですよ。」

という内容のことを早口で語っていた。多分、それぞれのやりかたでコンサートを楽しんで欲しいという気持ちなんだと思う。

これまでのコンサートでも、「座って見ても、立ってみても自由。あの人盛り上がってないわ」なんて思ったりしないでね、なんて言っていたこともあったし。一人一人が自分自身の好きなようにコンサートと楽しんで欲しい、というのがマッキーのコンサートに対する気持ちなんだろうなぁと思った。

やはり、この曲は誰もが知っている曲だし振りなどもたくさんの人がやっている、ということもあって、相変わらず盛り上がりはすごいなぁと思った。

…と、ここでふと気づく。なんだかマッキーが歌う「世界〜」にちょっと慣れてしまって、心のどこかでなんとなく聴いてる自分に。

本日ハ晴天ナリツアーのアンコールで急遽歌ってくれたあの時から、舞浜、武道館、そして今日…と、4回目の「世界〜」だ(最近はテレビでも良く歌っているけど)。私はたまたまく東京に住んでいて、たまたまコンサートに行ける環境だけど、今回のツアーで初めて聴いたって人も多いのかも知れないよね。きっと、そういう人たちは背筋をシャンと伸ばして、あるいは感動して聴いたんだよね。

そう思ったら、何度も聴いているってこと自体が嬉しいことなんだと、ちゃんと自覚しないとダメだなぁと気づいた。人間っていい加減なもんだ。
「もしかしたら二度と聴けないかも」
と泣いたこともあったくせに、それが自分の元に戻ってきてなんとなく手に入るようになったら簡単に慣れちゃってさ。

曲の途中で、そんなことを思ったので、背筋をちゃんと伸ばしたのは言うまでもない。



僕が一番欲しかったもの

スクリーンには、プロモーションビデオの映像が流れた。プロモを全部通して見るのが初めてだったので、スクリーンのマッキーとステージのマッキーのどっちも見たくて困った。マッキーを二人同時に見るなんて(いや、見つめられてる?←自意識過剰)、ある意味贅沢だよなぁと感じつつ堪能。


歌い終えたマッキー、汗を拭いて一息つくと、また語ってくれた。自分のお父さんのこと。

マッキーは、「自分の父親の姿で印象的なのは、休みの日に寝ている姿だ」と言っていた。小さい頃は、無口で面白いことの一つも言わないような父というイメージだったそうだ。でも、大きくなって仕事の手伝いをするようになった時に、その無口な父が、客さん相手に一生懸命話をしていたり冗談を言っていたり…という姿を知ったのだそうだ。

見えないところでもがんばっている、そういうお父さんのイメージを曲にこめたのだという意味で、話をしてくれたのだと思う。


Boy I’m gonna try so hard

実は私、この曲がなぜか泣けてしまうのだ。車で聴いていて一人で運転しながらウルウルしちゃったりとか。それが、マッキーの話もあって更にウルウル。ウルウルする理由は良く分からないのだが、自分の父親のことを思い出したり’(健在です、かなり元気です)、クマプーが家族のために頑張ってくれているんだよな…ってことを考えたり…。私も家族のために頑張らなくちゃなぁ…と思ったり。

鈴木雅之さんが歌ったのを聴いた時は、それほど感動しなかったくせに、マッキーが歌うとなったらゲンキンなもんだと思われそうだけど、でも、マッキーの歌声だから、自分と心にスッと中に入ってくるのかも知れないなぁ。(これは、「ヨイトマケの歌」@本日ハ晴天ナリツアーを聴いた時にも思ったことなんだけど)




歌い終えると、メンバーと手をつないで挨拶して、退場した。この時点で既に3時間を越えていたと思う。どんどんコンサート、長くなってないかい?




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