少女マンガと現実
「少女マンガありがちなストーリー」
これは、恋愛パターンの王道であり、もっとも現実から遠いパターンかもしれない。でも、帰り道に、評判の不良が子猫を拾ってるのを見るとか…、雨宿りしてたら、偶然理想のタイプの人に出会ってハンカチを貸しちゃうとか、そんなことって、あるんだろうか?(笑)
「絶対に、そんなことありえない」
マンガを読み漁っていたころの私は、現実は甘くない、と知りいつつも、ちょっと胸をときめかせたりしていた気がする。ウソみたいな運命的な出会いが、この世の中にある!と思いこむには、マンガのトキメキの描写とかは、強烈だったと思う。
少なくとも当時の私には。 でも、私は中・高共学ではなかったので、当然ながら、「クラスのオチャラケた悪ガキ(でも、ホントは夢に向かって一途に頑張ってる)」と「明るく元気な女の子(でも、勝気だけど本当はさみしがりやでコンプレックスの塊)」の初恋物語などに遭遇する機会はなかった。男女別学っていうのは、こういう青春モノみたいなシチュエーションがないのが、ちょっと味気ないかもしれない。でも、共学だからといって、必ずしも、こんな場面に自分が遭遇するとは思えないけど。
だったら、共学ではありえない出会いはどうだろう?たとえば、文化祭当日、他校の生徒がやってきて、偶然ぶつかっちゃうとか、モノを拾ってもらっちゃって手が触れるとか…?あるいは、スポーツの対外試合が行われ、そこで初恋の相手と偶然運命の再会をするとか…。これならありえるかもしれない!!(書いていて、ちょっと寒気がしている…)
だが、残念なことに、我が校は、当時「男女交際禁止」だった。だから、当然のように、他校の生徒が入ってくると、先生の警戒の目はいっそう厳しくなっていた気がする。この校則は、確か私が、卒業する年に、その校則は改正になったのだが、時既に遅し。受験生に、そんな余裕はなかった。
そう言えば、男女交際禁止時代に、他校の男子生徒と放課後会っていて先生に見つかり、「相談室」につれていかれたことがある。これは、友人の恋愛問題を解決する助っ人として呼ばれたので、私にやましいところはない。しかし、私は、当事者の変わりに嘘八百を並べ立て、「誤解を受けるような行動をしてスミマセン」と謝って帰ってきたのだ。そのリッパなうけ答えに、厳しいオトガメも、両親への注意もなかったのだが…。ああ、優等生だったのになぁ、私。
とりあえず、そんなこんなで、言い訳の達人の私は、恋人ゴッコに憧れる余り、コッソリ校則違反をして、お付き合いをしたこともある。私以外にも、そういう人は沢山居た。しかし、それは少女漫画みたいな、劇的な出会いではなくて、知り合いの紹介(秋田では、これを「会わせ」と呼ぶ)だったりして、必ず知人が絡む。だから、一旦もめると男側と女側の仲人役の人が巻き込まれることになっている。
きっと、これが現実なんだ(笑)