汚名返上

先日、前回のこらむに登場した友達から電話が来た。最初は別の用事だったのだが、途中から「こらむ読んだよ」という話になった。すると、

「書き忘れてることがあるよ。自分のことも
 ちゃんと書かなくちゃだめでしょうという」
との指摘を受けた。どんな時が「愛がある場合」ってのは、どういうことなのかを説明しろというのだ。

蘇る苦い記憶。忘れたくても忘れられない経験。私は、確実にトラウマになるような言い間違いを一度している。友達数人で歩いていた時、何かの拍子に私は

「だっはっは(笑)
 それじゃぁ、汚名挽回しなくちゃぁ」
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なんて、勢いで口にしたのだった。瞬間、周りの空気は固まり、

「それって、汚名返上じゃねえの?」
「汚名を挽回してどうすんだよ!!」


と、全員からツッコミを食らった。私自身も、何気なく言葉が口から出てきたので、自分でなんと言ったのかはっきり分かっていなかったのだが、どうやら正反対のことを言ってしまったらしい。
「????」
と、自分の発言にまだ気づかない私をよそに、周りは大爆笑。でも、これは全員が私に「愛のある注意」をしてくれたってことなんだか、喜ばなくちゃいけないんだと思う。

それ以来、私は「汚名返上」「名誉挽回」のこの二つの言葉にかなり敏感になってしまい、本当の答えが分かっているにも関わらず、一気に口に出来なくなったのだ。テレビでその言葉を聞くと「ピクッ」と反応しちゃうし、なぜか、その話を教えた友達も、普通にこの二つの言葉を話せなくなってしまったらしい。なんて、友達がいのあるヤツなんだろう(笑)

ともかく、その「汚名返上」「名誉挽回」という響きには、過剰反応をしめす。先日、「Zガンダム」のビデオを見ていたのだが、その中で
「汚名挽回のチャンスだ」
というようなセリフがあったのだが、その時にはついついガッツポーズをしたくなった。別の回では、きちんと言いなおされていたのだが、一度目は製作スタッフも気づかなかったらしい。

「わたしだけじゃないのね…」(感涙)


…まぁ、そういうわけで、愛がある注意のおかげで、私は言葉の使い方に気をつけるようになったのかもしれない。この言葉をきちんと使いこなすこと…これこそ私の「名誉挽回」。