ヤンヤン夏の想い出

監督:エドワード・ヤン

台湾の5人家族の話し。
ヤンヤンというよりコンピュータ会社に勤める父NJと
高校生の姉ティンティンの初恋の話しが重なって物語が進んで行く。
父NJ=ヤンヤン=エドワード・ヤンでもあるが・・。
父NJが昔の恋人と日本の熱海で再会する。
人生、もう一度やり直せたらやり直せると思っていたのに、結局上手くいかなかった。
人生って一度きりなのだから、後戻りはできないということがすごく伝わってきた。
もう一つヤンヤンの哲学的な話しが面白かった。
人間はいつも半分の真実しか見えない後ろ半分の真実は見えない。
父にカメラをもらったヤンヤンはもう一つの真実を見せてあげようと後ろ姿の頭だけを撮る(笑)
あと日本人のプログラマー役でイッセー尾形が好演していた。
ハリウッド映画が描く奇異な日本人じゃない日本人として・・。
結婚式から始まり葬式で終わる手法も面白い。
「ボクは大きくなったら、人が気付かないことを教えてあげたり、
人が見たことのないものをみせてあげたりしたい。」
このラストのヤンヤンのせりふが監督自身の声に聞こえた。