「珈琲時光」
名匠・小津安二郎。その生誕100年を記念して、台湾の侯孝賢監督がオマージュを捧げる。
“21世紀の『東京物語』”とか評判の映画である。
小津映画をあまり知らないので、なんと言ってよいかわからないが、
大きなドラマは起こらないで、単調な生活の中での家族愛みたいな映画かなと
思っていたら、いきなり主演の一青窈が妊娠して・・、しかし結婚はせずに一人で
子供を育てると言う。どんなドラマが起こるかと思い出したら今度は何も起こらない
静かな日々。ただ電車の音だけがガタガタと騒がしい。やっぱり小津路線映画だ。
そんな騒がしい音も大好きな浅野忠信は不思議な人。
浅野も親父の小林稔侍にももう少し心の内をしゃべってほしいけど、ただ見守るという形が
最大の愛情なのか?稔侍よ一度ぐらいは怒れ、見ている方がイライラするぜ。
「珈琲時光」の意味は珈琲を味わう時のように気持ちを落ち着けて、心をリセットし、
これからの事を見つめるひと時らしいが・・コーヒータイムが長すぎるような気がする。
つづく・・で終わった方が自然と思えるぐらい中途半端なエンディングも好みじゃないけど

一つ一つの話がうまく繋がっているところと一青窈の映画初主演の素朴な魅力に80点。

桂人の独り言


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