「蒲田行進曲」
 
つかこうへい原作がよかったのか、深作欣二監督がよかったのか。
たぶんどちらもよかったんだろう。
今まで見た日本映画で1番面白かった。
感動した映画かも・・。舞台は京都は太秦。
おちぶれスター銀ちゃんと大部屋役者ヤス、
ふたりの間を揺れ動く女優小夏。この当時の松阪慶子がよかった。
『階段落ち』で盛り上がり、ラストシーンも、ハッピーエンドで終わり。
見終わった後の心地よい映画だった。
演じている者と見ている者が一体となって、
映画のすばらしさを教えてくれる。

2003年1月13日深作監督ガンで亡くなる。
「仁義なき戦い」や「バトル・ロワイアル」で《生きるという事は戦いだ》
と語りかけた深作監督に合掌。
私が唯一会った事のある監督。
もう10年ぐらい前だけど8月16日の船山の送り火を取材に、
2年連続でわざわざ山の火床の近くまで見物に来ていた。
いつも横には色白美人の荻野目慶子がいた。
その時すでに愛人だったんだな。
いつか美しい船山の送り火を
映画の題材に使いたいといっていたが
もうそれは実現しない。

桂人の独り言