marcos valle e victor biglione live in montreal 


2000年のモントリオールでのライヴ盤。
ギタリスト ヴィクター・ビグリオーネとの共演。
全15曲中マルコスが11曲、ヴィクターが4曲アレンジを担当、楽器はマルコスはピアノとエレピ、ヴィクターはギターです。
ヴィクター・ビグリオーネというギタリストは寡聞にして知りませんでしたが、このディスクを聴く限りバッキングよりもソロを得意とするギタリストと感じます。

このディスクは〜やや唐突な喩えですが〜かつてのボビー・ウォマックとガボール・ザボの共演盤*のような違和感があります。
また、全体の雰囲気は2001年のブルーノート東京でのマルコスのライヴの感じに近い、ややフュージョン的なブラジリアン・サウンドです。
手慣れたサキソフォンのフレイジングもフュージョン的なムードを付加しています。

しかしながら、例えば1曲目の「azimuth」など、マルコスの手癖のようなピアノのメロディーにヴィクターが果敢に単音弾きで合わせていくなど、他流試合のような新鮮味がありナカナカ良いのです。
そして、なぜか引っ掛かりのある惹きつけられる音楽です。
ヴィクターのゴツゴツしたバッキングは妙に気になるし、サポート・ヴォーカルのパトリシアは素晴らしい!

曲はもちろん最高!
「terra de ninguem」はいつどんなアレンジで聴いても最高ですし、「mustang cor de surgiu」は、ディスクでの勇ましいブラスを中心としたサウンドにやや違和感があったのですが、ここでのテンションを効かせたミディアム・テンポのアレンジの中ではメロディーの良さが際立っています。

完ぺきな音楽だけが音楽ではない。
そんなことをも〜ややオオゲサですが〜考えてしまいました。

*「high contrast(1971)」


01.azimuth
02.preciso aprender a ser so
03.samba de verao
04.terra de ninguem
05.gente
06.minha voz vira do sol da america
07.manha de carnaval
08.frevo
09.viola enluarada
10.ao amigo tom
11.os grilos
12.what are you doing the rest of your life
13.fe cega faca amolada
14.mustang cor de surgiu
15.batucada surgiu

あい色はマルコス・ヴァーリ アレンジ

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2003.3.27.rev.1