シュガーベイブ セカンド コンサート 
「このコンサート・レヴューの指名は実に嬉しくいそいそと出かけたのである。
去年の4月以降、コーラス・グループとしてのシュガー・ベイブ、ラスカルズと書かれたtシャツ姿の山下君やたえこさんは何回か見かけたのだが、バンドとして接するのは実に9ヶ月ぶりだったから。
結果、複雑な思いが去来するのだ。
こんなはずじゃなかったのに・・・。
デビュー当時の清新さ、カラリとしたドライさ、はつらつとした感じが影をひそめてしまっている。
パーカッションがいつから正式メンバーになったのかはしらないが、全体的にサウンドが重たく歯切れが悪くなってやたら夾雑物が耳につく。
ぶ厚いというのとも少し違っていて、とぎすまされた神経の上にかさぶたがのっかったような感じなのだ。
ドラムは以前もドスンドスンだったけど、持ち前のビシっときれるハイハットの味を忘れてるし、こんなにも重たかったかな。
かなり明瞭であったベースラインも後退している。
ギターがソロに入るとバックとリズムがずれたりするのは昔のままだけれど、このバンドはそんなテクニック云々する以前のサムシングに満ちあふれていたはずなのだ。
曲も初期の「ショー」「パレード」「シュガー」などのほうが圧倒的に良い。
彼らのデビューはポストはっぴいえんどのニュー・グループというより、あの湿っぽさを吹き飛ばし、ああ、本当に新しい世代がでてきたんだなあという感慨をぼくに持たせていた。
かなりアガっていたようだし次回に期待。
たえこさんの熱烈なファンとしては「時の始まり」が聴きたかったけれど、5曲も歌ってくれて一応満足。ソロが一番良かった。
それと、サーフィン大会の時に踊り子として登場したユーミン。
マリー・ヘルヴィン顔負けの姿態をはりつけた、城に紫の格子のパンツにオレンジのシャツ。
日本でも天は二物を与えるよ吉成君。
最近めっきり色っぽくなった美奈子とかやたら女の子が気になるのです。
ファルセット慶一も元気だ。」
(平田国二郎、new music magazine 1975.3)
ゲスト・司会は細野晴臣と鈴木慶一。他に、荒井由実が「ダンサー」としてゲスト参加。
the group:
山下達郎、大貫妙子、村松邦男、鰐川己久男、野口明彦
hirutanpage
2002.12.21.rev.0