grey skies 


1976年発表、ター坊のファースト・アルバム。
シュガーベイブに聴くほどに惹きつけられてきたわたしにとって、待望の作品でした。
後期シュガーベイブ系=達郎とのコラボレイション、坂本龍一とのコラボレイション、細野氏達のグループとのセッション。
この三つが混在した、とっちらかった作品集です。
しかしそこに通底する孤独感、街を疾走するかのような感覚に深く共感し、繰り返し繰り返し聴きました。
この作品集は〜前述したように〜大きく三つに別れます。

01.後期シュガーベイブ系=達郎とのコラボレイション・・・「時の始まり」「約束」「愛は幻」
02.坂本龍一とのコラボレイション・・・「午後の休息」「wander lust」「いつでもそばに」「breakin' blue」(ただ、達郎、龍一氏はお互いのセッションに参加しており、ミュージシャンも共通しています)
03.細野グループとのセッション・・・「one's Love」「街」
(あと一曲「when i met the grey sky」は矢野誠氏による)

なかでは、細野グループでのセッションの完成度がずば抜けて高いです。
達郎、龍一とのセッションでは、はっきりいってリズム・セクションを中心に、演奏が曲・アレンジについていっていないです。

しかしながら、達郎セッション、龍一セッションとも、細野セッションに負けない作品のリアリティーをもっており「今、この時」に満ちあふれた作品になっています。
ター坊の歌も頼りないです。でもそれさえもが魅力的に感じられる、マジカルな作品集です。

蛇足ですが「wander lust」での龍一氏のピアノと達郎氏のギターのソロの掛け合いなど、発見の多い作品でもあります。

わたしにとって最高のディスクのひとつです。


01.時の始まり
02.約束
03.one's love
04.午后の休息
05.愛は幻
06.wander lust
07.街
08.いつでも そばに
09.when i met the grey sky
10.breakin' blue

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2002.12.5.rev.4