゛究極の幻想力と嘲笑"
〜テリー・ギリアム監督〜

オイラがもし映画を撮るならこんなのが撮りたい。
いつもそう思わせるテリー・ギリアムの映画には
独自の強烈なにおいがある。

オスカーには無縁の監督だが、自由奔放に映画を撮っていて、
その作風はカルト的人気を誇る。
新作『ラスベガスをやっつけろ』では監督自身
「こんなん作ってスンマセン」といってるほど・・・

彼のキャリアはアメリカで漫画家としてスタート。
その手腕を認められイギリスに渡りBBC(イギリス国営放送)の
人気コメディー『モンティパイソン』のメンバーとなる。
彼の映画に根付く究極の幻想力、イギリスのLOW CLASS(労働者階級)
のブラックユーモアはその頃培われたものだ。

それでもコメディー色が強すぎる事はなく、
ストーリーテリングの腕前は素晴らしい。
バカバカしさや大げさな表現の中にも
人間の哀しさだとか儚さみたいなものが垣間見れる。
でもそれをギリアムは決して押し付けたりせず、あくまでその解釈を
観客に任せている。彼の作品を観る時はそこを読み取って欲しいな。

独特のカメラアングルも楽しい。西洋のだまし絵を見ているようで
日本でいえば漫画家"荒木飛呂彦"といったところ。
音楽も笑いと直結した使い方をしている。

他にも「バンデットQ」「バロン」などがある。

〜テリー・ギリアム監督作品〜
詳しく知りたい人はフィルムをクリックしてもいいよ・・・


*(株)近代映画社「20世紀の外国映画チラシ大全集Part3〜part5」より転載

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