2001年宇宙の旅

出演者
K・ダレ−
G・ロックウッド
W・シルベスター

1968年

MOVIE STORY

この作品の公開時「思わせぶりで退屈な映画」だとか、逆に「20世紀に創られた映画の最高傑作」だとか賛否両論が飛びかった。
モノリスの正体は?テーマ曲「ツァラトゥストラはかく語き」の背景にあるニーチェの思想とは?HAL9000は何故暴走したのか?ディスカバリー号の目的は?人類の未来は?科学と宗教の境界線は?

あまりにも難解であるこの作品に対しての疑問にキューブリックは「この映画はメッセージではなく言葉に置き換える事ができない2時間19分の映像体験である。私は原作を音楽がそうするように観客の潜在意識に働きかけるようなビジュアルなものとしてクリエイトしたかった。」とあっさり答える。要するにキューブリックはわざとわかりにくく創ったのである。

でも彼はこの作品を観客が勝手に解釈すればいいと思っていたわけではない。なぜなら当初キューブリックによるナレーションを全篇に入れていたからである。しかし彼は観客に理解させすぎるのは手品のタネを明かすようなものだと考え、最終的にそれを省いてしまったのだ。天才のする事はよーわからんです。

オイラもいまだにこの作品はよくわかりません。
だからこそ気になる存在ってありませんか?もしよければキューブリックのこのマジックショーについてメルトダウンで意見交換したいのですが・・・





シャイニング

出演
ジャック・ニコルソン
シェリー・デュバル
ダニ−・ロイド

1980年

MOVIE STORY

人里離れた山奥にあるオーバールックホテル。冬の間にこのホテルの管理を引き受けた売れない作家ジャック(ジャック・ニコルソン)とその家族。一人息子ダニ−には死んだ人が見える超能力(シャイニング)がありオーバールックホテルで過去に起きた忌わしい事件の亡霊がダニ−の前に姿を現すようになる。そしてジャックの精神は少しずつ異常をきたしていく・・・。

スティーブン・キングの同名小説をキューブリックがその強い作家精神で撮ったホラー映画の傑作である。しかし、スティーブン・キングは後にキューブリックの作品が原作の意志を汲んでいないことを不服とし、新たに撮り直したが・・・コケた。
ちなみにキューブリックは2001年でアーサー・C・クラークの原作にいろいろダメ出して更に出版も映画公開の数カ月後になってしまった程の頑固者。

ジャック・ニコルソンってただでさえ顔恐いのにこんな役やられたら夜も眠れません。J・ニコルソンだけでなくその妻ウェンディーを演じるシェリー・デュバルのガイコツ顔のギョロ目もかなりコワイ。そんな顔で絶叫されたら睡眠薬も効きません。
おいらはこの作品を観てしばらく不眠症になりました。

この作品でキューブリックはステディーカムを使い、ホテルの中や迷路などをスピーディーかつ滑らかな映像で表現することに成功した。やっぱり天才だわ。





フルメタル・
  ジャケット

出演
マシュ−・モディーン
ビンセント・ドノフリオ
リ−・アーメイ

1988年

MOVIE STORY

ベトナム戦争の最中、海兵隊訓練基地で鬼教官ハートマン軍曹(リ−・ア−メイ)のもとで過酷な訓練を受けるジョーカー(マシュ−・モディーン)と新兵達。ハートマン軍曹は動作ののろいバイル(ビンセント・ドノフリオ)を徹底的に鍛える。(というかイジメル)。もちろん周りの新兵たちも隊の足を引っ張るバイルを放っておくはずはない。やがてバイルの人間性は崩壊し、事件が起きる。
その後、舞台は戦場に移り、報道の仕事をするジョーカー。
ある日彼は休戦中の前線の取材に行くのだが、休戦中の穏やかな雰囲気はベトナム狙撃兵によって一瞬にして地獄絵図と化す。そしてジョーカーは・・・。

ベトナム戦争をついにキューブリックが!と公開前から話題になっていた作品でおいらは彼の作品を映画館で観たのはこれと「アイズ・ワイド・シャット」だけ。「時計じかけのオレンジ」か「フルメタル・ジャケット」を紹介するかで悩んだのだが響きがカッチョイイのでこっちにした。

この作品は前半と後半でストーリーが別れている。公開前はこの前半と後半の順序が逆で時間軸をずらした形(タランティーノの得意と手法)だったらしい。またハートマン軍曹の凄まじい言葉の暴力を字幕の慣例を破って直訳の日本語字幕にした事で話題になった。
ちなみにおいらは映画館で字幕を追いかけるだけで精一杯で前半の映像はほとんど覚えていませんでした。その時は英語を勉強しようと思ったんだけどね。

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