窓の向こうの街の景色に
紅く彩を添える
ゆうびんやさんのちゃりんこが
きょうもそろそろ通る頃
街のみんなは彼の届ける
手紙だけを待って
届ける彼の名前すらも
知らないことさえ気づかない
だけど
手紙を開ける街の人の笑顔を見るといつも
彼はきっと 手紙にのせて
何か 素敵なものを運んだと思う
そして
次の家へとちゃりんこ転がす姿を見るといつも
私もいつか 風にのせて
何か 素敵なものを運びたいと思う
私のうたうこの歌が
あの手紙のように
確かに あなたの手元に届くように
きょうも時の流れの中を
赤いちゃりんこ走らせて
歌う私の顔なんて
誰も知らなくていいから
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