我慢強い人向け練習メニュー
自分も我慢強い方では無いので、地道な練習はあまりした事がありません。でも一般的に言われている我慢強い練習方法は以下になります。
@「運指とピッキング」
運指とピッキングのコンビネーションはもっとも基本的なもの。ボクシングで言うなら「ジャブとストレートのワンツー」サッカーで言うなら「トラップとキック」と言ったところでしょうか。これが出来なきゃ、何にもなりません。
まず次の方法をひたすらやる。
@6弦の1フレットを左手の人指し指で押さえ、ダウンピッキングで音を出す。
A6弦の2フレットを左手の中指で押さえ、アップピッキングで音を出す。
B6弦の3フレットを左手の薬指で押さえ、ダウンピッキングで音を出す。
C6弦の4フレットを左手の小指で押さえ、アップピッキングで音を出す。
D5弦に移行し、1→2→3→4フレットを@からCの要領で音を出す。終わったら、1弦まで行う。
E1弦まで終わったら、5→6→7→8フレットに移行し6弦から音を出す。
こんな感じですかね。指は固定で弦をどんどん変えていくのだ!
もう単純な練習です。左右両手を鍛え、音を出すタイミングを一致させるのが目的。どんどんスピードアップを図り、意図した音を正確に出せるようにしましょう。ちなみに応用としては4→3→2→1フレットと、どんどん指を離して行くパターンも同じくらい練習しましょう。または4→2→3→1と順番を入れ替えるのも効果的です。
A「ピッキングとリズム」
@の練習で、取り合えず左手の右手のタイミングがばっちりになってきたら、次はそれをリズムに合わせて見ましょう。手頃なメトロノーム(最近は腕時計とかにも機能であるよね。)でまずはゆっくりな80くらいに設定をして、「ピッピッピッ・・・」とリズムに合わせて上下のピッキングと運指をしましょう。そして段々スピードを上げて行きましょう。
注意するポイントとしては、一つ一つのリズムの中で、それぞれの音符の長さを意識すること。一拍の長さはそれぞれのリズムによって違います。遅いリズムだからといって、さきに押さえてピッキングするのではなく、ジャストなタイミングで弦を押さえる事とピッキングを行いましょう。
早ければいいというもんでは無いのが音楽なので、リズムに乗るピッキングをマスターしよう!
B「コードを押さえる」
ここまで来て、ピッキングが出来るようになったらさらに音楽的なところを練習しましょう。まず覚えるのが、音程とフレットの関係。
「ドレミファソラシド」は普通の小学校でも習うので、音階が8で1オクターブというのは知っていると思います。ピアノの白い鍵盤は横に8個数えていくと1オクターブ上の同じ音になる事は大丈夫だと思います。しかし、黒い鍵盤も有ること考えてください。黒い鍵盤は5個ありますね?これは確認して下さい。
「ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ・ド」
と13個の音符の列になります。これはギターのフレットの並びに相当します。ピアノは白と黒の鍵盤になっていますが、ギターはそれが一列になっているのです。よろしいでしょうか?
ようするにギターの6弦の開放弦と6弦の12フレットはオクターブ高い同じ音なのです。これでギターもピアノとかと同じ楽器ということが理解できるハズ。
さて、コードの話になりますがその組み立てや、理屈は専門書にお任せします。そっちのほうが、説明がきっとウマイ(汗・・)しかし、覚えるコツを何個か。
まず覚えるべきコードは次の三個「F、B♭、D」。なんでか?この三個は基本的な押さえ方を専門書でも紹介しているはずです。一応下でどのポジションを押さえるか参考にしてください。(どこにどの指をつかうかは専門書を参考に・・)Fは6弦の1フレット・5弦3フレ・4弦3フレ・3弦2フレ・2弦1フレ・1弦1フレを押さえて出します。これは「6弦のFをルート音にしたコードの押さえ方」なのです。これをマスターすると全てのフレットを横移動するだけで「F→F#→G→G#・・」と全てのコードが一応(メジャーのみ)弾けることになります。
ちなみに「B♭」は5弦をルート音(この場合5弦の1フレットがB♭)にしたコードの押さえ方、「D」は4弦をルート音にした場合の押さえ方を紹介しているはず。
別に6弦をルート音にする場合Eでもいいけど、FはEよりも押さえるのにメチャメチャ苦労するので、あえてそちらを選んでいます。



メジャー(コードネームにmとか7とかm7とかつかない奴ね。)のコードはこれで全てのコードが制覇できます。ちなみに「F、B♭、D」のそれぞれテンション(7とか9とかね。)が付いた物を練習すれば、それも横移動するだけで、全ての音程のコードが出せる!なんて効率的!ギター考えた人はごいすー!
C「コードストローク」
これからは段々楽しい練習になっていくところでーす。コードがある程度押さえられるようになったら、何でもいいから歌本を買ってひたすら弾きましょう。どんな曲でもコードが存在する限り、ギターを伴奏に合わせる事は可能です。
しかし!ここで重要なのはリズム。どういうリズムでコードを鳴らすか。これが決めてでしょう。例えば1小節を「♪♪・・・・・・・・」と8分音符をひたすら弾くか、1小節の頭で「ジャ〜ン」と鳴らして終わりとか。これも伴奏にスタイルの一つです。これは歌本を買って一つの曲で色々なパターンを自分で当てはめて練習するのがコツ。案外新しい発見があるかも。
D「ビブラートにチャレンジ」
良く歌番組を見ているとプロの人ってウマイなぁと思いませんか?ただ、声を出すのと何が違うのかな?それは音が綺麗な波形を描き伝わるためなんですね。要するに演歌でいうコブシ(ちょっと極端だけど)にあたるところです。
良くいう「表現力」に当たる部分ですね。それが「ビブラート」です。音に表情をつけるテクニックです。
これは非常に重要な練習ですね。まずは3弦か4弦の5フレットを押さえて、上下に同じ幅を意識しながら、手首をひねるように動かします。どちらかに動かすたびに音が若干上がりますね。このあげた状態を「チョーキング」といいます。音がつながったまま上げることが可能な弦楽器ならではの表現方法です。
次に元の位置まで戻す。そしてまたあげる。単純な動きの繰り返しですが、同じ幅をずっと繰り返したり、段々早くしていったり、段々幅を大きくしていったりする事によって、曲調にマッチしたプレイが可能になります。
プロで特徴的なスタイルを持っているのが、エリッククラプトンで、彼はチョーキング時に左手の親指をネックからはずして上下の動きをします。大抵の人は親指を着けたままひねるようにするのですが、結構変った感じで独特な係り方をします。確かに幅はおっきく出来るんですけどね。
交互に行うとビブラート
ポイントは指がネックに対してやや斜めに押さえるととてもやりやすいです。
E「ハンマリングとプリングオフ」
ハンマリングとはピッキングをせず左手の動きのみで、音を出すテクニックです。下記のように演奏をしてみて下さい。
@3弦の10フレットを左手の人指し指で押さえ、ピッキングして音を出す。
A音が出たらすかさず左手の中指で3弦の12フレットを押さえる。
B音が出ている事を確認。ちなみにチョーキング気味になってはだめ。
チューナーでG音である事を確認すると、すごくマメで良い。
ちなみに、@の10フレットを押さえるのもピッキング無しで押さえるのも練習になりますね。
組み合わせはいくらでもできるよね。弦を変えてフレットを変えて指を変えて・・・基本は妙に力を入れて音がシャープしてしまう事を気をつけるべし。
プリングオフは逆に指を離す時に引っ掛けて音を出す技です。上記のパターンを逆にするべし。12フレットを押さえてピッキングして、指を離し10フレットの音を出す。チューナーで確かめたいなら14フレットと12フレットとかでやるのもいいかも。
後、2音だけでは無く、10フレット→12フレット→13フレットとかね。こっちは更に現実的かな。
ちなみに2音をハンマリング+プリングオフを連続して「テロテロテロ・・・」と音を出す事を「トリル」といいます。アーミングと複合技で使うと効果的。
F「スライド」
スライドとはその名のとおり、指を弦から離さずに滑らせていく技です。音を連続して出すときに使います。
どういう効果があるかというと、段階的に音が移動していく鍵盤楽器とは違い、人間の声や吹奏楽で使用されるトロンボーンとか、そういった楽器にちかいニュアンスが出せます。
スティーブヴァイなんかは低ポジションから高ポジションそしてまた低ポジションから高ポジションと、行き来して個性的なフレーズを良く使います。
勿論音楽のスピードに合わせて動かさないとただのノイズになってしまうので、動かすスピードにも気をつけて練習しよう!
G「ミュート」
さて、今回はミュートです。まずミュートの目的とは。
@出したい音を綺麗に出す。・・出そうとした音だけを綺麗に出すため、他の音を消すということ。
A音をリズムに乗せる。・・・・出した音を必要な長さで切るということ。
主にミュートというと@の目的で考えられがちですが、Aの目的も意識しなければいけません。それでは基本的な右手のミュートのやりかた。

図の様に右手をブリッジのぎりぎりのところに載せて、コントロールするのが良いでしょう。ちょっとずらせば音にミュートはかからないし、またネック側にちょっとずらせば音は消えると。そういうことです。右手のコントールはそんなものです。
もうひとつ左手のコントールを併せて練習しましょう。例えば適当なコードをならします。ここではバレーコードで代表的なFを弾いてみましょう。そしてFを「ジャラーン」と鳴らし、左手の指を弦に触れたままちょっとだけ浮かせます(フレットに触れないくらい)。そうすると音が消えますね。これもミュートです。
ケースにより左手ミュートでやるか右手ミュートでやるかは演奏するフレーズやコードしだいですね。ひとつの曲を両方のやりかたでやっても練習になるし、片方ずつ試してみて弾きやすい方を選ぶとか。これは個人差かも。
例えば6弦のミュート。左手の親指でネックを握りこんでかけるパターンもあります。人によって手の大きさも違うので、どのやり方が一般的とも言えませんが、@Aの目的をしっかり意識して練習しましょう。
つづく。
口答えは haji@mvc.biglobe.ne.jp まで