OBISPO,Pascal(パスカル・オビスポ)up.31August
日本ではまだまだ無名だが、本国フランスではトップクラスの人気を誇るアーティスト。99年度のLes Victoires de la musiqueでは最多ノミネートにもかかわらず、美味しいところをベテランのアラン・バシュンにすべて持って行かれた不運な人である。
1965年1月8日、フランス・ベルジュラック生まれのボルドー育ち。父親はサッカー選手。8歳の時に両親が離婚し、母方に引き取られ、母親、叔母、祖母の3人の女性に囲まれて育った。13歳でレンヌに渡り、ブリティッシュ・ポップの洗礼を受ける。リセでは友人達とバンドを組み、音楽に熱中したあまり、バカロレアに落第。軍隊へ送られる羽目になった。23歳の時に、元マルキ・ド・サドのメンバー、フランク・ダルセルと出会い、88年にSenzoというバンドのボーカリストとして活動を始める。
91年にパリへ行き、ソロ活動を始め、同時に作曲も始めた。インディーズで初のソロ・アルバム『Le long du fleuve』、シングル「Les avions se souviennent」リリース。その後、Epicと契約。92年プロデビュー。シングル「Plus que tout au monde」が17万枚を越えるヒットで注目されはじめた。同名のアルバムもベストセラーになった。翌年、パリで初のライブ。
94年、2枚目のアルバム『Un jour comme aujourd'hui』からシングル「Tombe pour elle」がヒット。アルバムは41万枚を越える大ヒットとなった。翌年の国内ツアーも大盛況だった。また、ソングライターとして、ザジーやジョニー・アリディらに曲の提供も行ったり、レコーディングにも参加したりしている。
96年、アルバム『Superflu』リリース。国内で120万枚という驚異的なセールスを記録した。同年、セリーヌ・ディオンの前座として国内ツアー。
98年、ライブを収録した2枚組CD『Live 98 Obispo』リリース。
2000年10月からパスカルが音楽を担当しているコメディミュージカル<<Les
Dix Commandements>>が上演される。サントラ盤は既に発売されている。
★ Album "SUPERFLU"
1. Personne
2. Il faut du temps
3. Ou et avec qui tu m'aimes
4. Le meilleur reste a venir
5. Elea
6. L'electricite
7. Superflu
8. L'echappee belle
9. Reve d'orient
10.Tes paroles en l'air
11.La porte ouverte
12. Lucie (nouvelle version)
13.Les meilleurs ennemis (duo avec Zazie)
パスカル・オビスポの人気が凄い勢いで急上昇した時期は私がちょうどフランスに滞在していた頃と重なる。初期の「Tu vas me manquer」や「Tombe pour elle」なんて、ラジオでうんざりするほどかかっていた。でも、何度聞いても良い曲。ソングライターとしては彼はすでに一流だと思う。でも、私は彼はあんまり好きではない。顔がちょっとだけうちの義弟に似ているのはご愛嬌だが、彼の声がもうひとつ好きになれない。なんか女っぽいのだ。特に高音域を歌う時の声は、もうすでに頭には天然剃り込みがかなり入っている彼のオヤジっぽいルックスからはちょっと想像がつかないくらい。まあ、同じ高い声のクリストファー・クロス(懐かしのフラミンゴおじさん)よりはずっと男前だが。女性ファンが圧倒的に多いらしいが、それもちょっと意外な感じがする。
で、このアルバムも、あんまり聴きこんでいないのだが、ラストのザジーとのデュエット曲がカッコイイ。彼とザジーの関係もちょっと不思議な感じ。パスカルって確か結婚して子供もいたような気がするのだが。