キミを想うとき。


プルル、プルル。

Pi

「はぁ〜。」

2回ほどコールを鳴らした後、思わず電話をきった。

「こんな時間に電話しても迷惑・・だよな」

時計は深夜3時をしめしている。
何度も電話しようとチャレンジしたけど。
なぜかいつものようにボタンがおせなくて。
メモリーを呼び出し画面に表示するものの、名前を見ただけで
なんだか少しおじけづいてしまって。

「ああ〜なんていったらいいんだよーー!」

夜中に部屋で叫んでいる俺。

赤西 仁  ただいま恋をしております。


片思いの相手、と知り合ったのはもう2年前のこと。

俺が失恋してショックだったとき、たまたま遊びに行った友達の家にあいつはいた。
はじめはなんとも思ってなくて、いつも冗談ばっかいって笑ったりバカなことしたりしてた。

いつの日だったか、彼女が俺を好きだと友達から聞かされた。
だけど、今の雰囲気が好きだった俺は・・。

「友達のままじゃ・・ダメかな?」

なんて答えをだして。
そのときは「そうだよね」と苦笑して「わかった」とうなずいた。

あの時、の目が涙であふれているのを知っていた。
だけど、どうすることもできなくて。

俺はその場を後にした。

彼女の涙を見たのはそれがはじめてじゃなかった。
俺が仕事でつまづいたとき。
そのことを相談したら俺より先にあいつが泣いてた。

くやしいね・・とだけつぶやきワンワン泣いてたっけな。


友達のまま。。自分でそういっておきながら。

俺の心はあの時から動きはじめていた。

に会えない日が続くとなぜか彼女の声が聞きたくなって。
会えない夜が増えてくたびにアイツの笑顔が頭をよぎる。


「うっしゃー!」

自分に気合をいれて、ケータイのボタンを押す。


蒼く輝くこの星に ボクたちは生まれて 出会い 今ここにいる。

プルルル、プルル。

ありふれた言い方かもしれない 少しくすぐったいコトバかもしれない。
またを泣かしてしまうかもしれない

だけど・・何があってもキミを守り続けるから。

プルル、カチャッ。

そう きっとうまくはいえないけど

「もしもし、?」

I LOVE YOU  ウソじゃないさ。。。


+END+