5 Gatsu 29 Smith
昨日は久しぶりに真面目なことでキレた。
キレたというのは、人に対して何かすごいことを言ったとかしたとかではなく、自分の中で
堪忍袋の緒が切れたっていう感じ。
もともと金曜日は空けておいてくれと先輩に言われていたから、個人的な用事は何も無かった。
先輩に頼まれて、わざわざ上福岡(東武東上線)の方にある「日本無線」という会社に行って、
そこにある測定装置を借りて、実験ですでに作成してある水素化アモルファスシリコンの膜厚を
測ってきた。
この単純な作業に費やすこと6時間半。
学校を出たのが朝の10時で、再び学校に戻ったのが夜の7時。
実験のため前の日から学校に泊まっていたから、いちはやく家に帰って寝たかった。
そうしたら「これからもっとつらい激務が待ってるよ。」だとさ。
おいおい聞いてないよ。
Gatsusmith は、1年から3年までの成績が学科内で悪い方だったため、大学院に進む際に
学校から推薦をもらうことが出来ない。
そのため、大学院に進むためには入学試験(いわゆる院試)に受からなければならない。
研究室の教授(イサム)は人間的な面では非常に見識の狭そうな奴だが、この点だけは
ちゃんとわかってくれていて、9月の院試まではそのための勉強に専念していいぞ、卒論の研究は
その後からでいいぞ、と言ってくれていた。
ところが先輩は、できれば毎日学校に来て実験を手伝え、と言う。
Gatsusmith と同じ立場にある(院試を受けなければならない)人が研究室にはもう1人いて、
彼はほとんど毎日バイトをしていて研究室には全然来ない。
なのにおれはなんでこんなに使われなくちゃならないんだ。
先輩はまた徹夜で測定をやると言う。
おれは上福岡から戻ってきた時点でもう家に帰りたかったが「終電に間に合う頃に帰らせて
ください。それまでは測定やります。」と言った。
先輩は1回もこちらと目を合わせず、かなり不機嫌そうなトーンで「わかった」と言った。
夜中の0時30分。
実際に終電の出る頃だ。
これからが今日の日記。
学校を出る。
実はサークルの友達が行き付けの飲み屋(わっしょい)で飲んでいて、実験終わるまで
待ってるぞと言われていた。
先輩に嘘をついて飲みに行くことに少しためらいを感じたが、ちょうどその時とっても
飲みたい気分だったため、飲みに行くことにした。
こんな時間から飲み始めるのは初めてだ。
わっしょいに着く。
ヤマトとOたけがすでに飲んでいる。
かなりできあがっているようだ。
自分の息子を見せ合うような素振りをみせる。
おいおい。
Gatsu回覧板を見てもわかるとおり、ヤマトは自分が就職を希望する会社への推薦を学校から
もらえることが決定したばかりだった。
これはとてもめでたいことだ。
なんと今日はヤマトがおごってくれると言う。
さあ、飲むぞ。
4、5時間にわたって3人で語った。
いつものように、また Gatsusmith は泣いてしまった。
昨日あったことも全部話した。
とっても有意義な飲みだった。
こういう飲みが出来て幸せだ。
わっしょいを出てからの記憶がほとんどない。
後で確かめてみたんだが、わっしょいを出たのが6時か7時ごろ。
で、意識を取り戻したのが11時で、電車が吉祥寺の駅を出るところだった。
隣に座っていた見知らぬおばさんに起こされた。
なんと4、5時間の記憶が全く無い。
あー、こわい。
とりあえず家に帰る。
サークルの総会が4時からあるので、2時半に目覚ましをセットして眠りにつく。
起きたら夜の6時だった。
ヤマトから電話があって、総会はもう終わったとのこと。
自分は二日酔い。