由来拡大

2002/05/02 撮影


あらすじ
 夫勘平の無惨な死も知らず、お軽は京都の祇園で遊女勤め。そこでたまたま、敵の目をあざむくために遊び狂うフリをしていた由良之助が、密書を読むのを見るはめに。それに気付いた由良之助は、自分が金を出してお軽を自由の身にしてやろうと申し出る。お軽の口からそのことを聞いた兄平右衛門は、妹が口封じに殺されることを直感。身分は低い足軽とはいえ、討入りの同志に加わりたい彼は、同じ殺されるなら兄の手でとお軽を説得。夫勘平の死を兄から聞いたお軽もまた、絶望して素直に兄に殺されようとする。が、ふたりの真心を知った由良之助はそれを止め、兄の討入り参加を認め、折しも床下で盗聴していた師直方のスパイ斧九太夫を始末させる


あらすじ
 源平の両軍が、鵯越の要害をさしはさんでの合戦の物語である。源義経は幼かりし頃、平家の大将弥平兵衛宗清の心尽しにより助命された恩に報いる為、無官の太夫敦盛を助ける様に熊谷直実に命じた。直実はその妻相模との不義の淀をおかした時、敦盛の母、藤の方に助けられた報恩に、吾が子小次郎を追入り手負となった小次郎を助けると言いつつ敦盛を吾軍営に連れ帰る。一方、実子小次郎は敦盛の身替となって戦をいどみ、父直実は涙ながら吾が子小次郎の首級をあげる。義経は吾意を遂げた直実の処置を賞め、藤の方は死んだと思った敦盛が鎧櫃の中に生きているのを見て、嬉し涙にくれる。相模はかねての覚悟とは言いながら恩に報いる為に若き身を捧げた、吾が子小次郎の死をなげく。そして生残った敦盛を平家の忠臣である助命の主、弥平兵衛宗清に托して、平家再起を約して別れる。一の谷嫌軍記の中でも特に感銘の深い場面である。


あらすじ
 寿永三年屋島壇の浦の合戦に平家は大敗し、一門は散り散りとなる。平家方の大将悪七兵衛景清は、時のみかどと平家一門の位牌を護って非人に身をやつし平家の再興を計る。時しも日向島のかくれ家に、故郷に残した吾が子人丸が父恋しさに、諸国を巡り訪れる。景清は吾が子なつかしさに親子の対面をせんとするも今は源氏方に追われ世を忍ぶ身なれば気強く別れる。景清に近づく情厚い島人こそ源氏方の大将畠山重忠で頼朝の情に感じた景清は味方を約する。現れた源氏の侍三保谷四郎と共にありし壇の浦合戦の物語りをする。

2001年5月の撮影写真