イギリス園芸視察報告
9月5日
今日は・・・曇りです。
3日間滞在したLuggers Hallは、今日でお別れです。
このLuggers Hallで食べる朝食も今日でおしまい。今日は・・・目玉焼きとスクランブルエッグのどちらがいい?と聞かれたので・・・スクランブルエッグを選びました。特に理由はありません・・・。
朝食の前に、荷物を車に積み込んでおきました。今日は超・長距離移動なので、少しでも早く出発するためです。おおよそ4時間ほど運転する計算ですから・・・10時に出ても、午後2時になってしまいます。
本日宿泊するB&Bは、幹線道路から外れたところにあるので・・・細かい道がわかりません。ですから迷ったら、1時間なんてすぐ経ってしまいます。できるだけ早めにB&Bに行きたいと思います。今日は移動だけで終わる日です。
朝食を終えてチェックアウトをし・・・記念撮影をしました。
![]() |
オーナーが手にしている植物は・・・私が昨日プレゼントしたものです。 昨日行ったナーセリーで購入しました。Scabiosaの品種です。昨年発表されたばかりの新品種で・・・とってもステキな色です。 このオーナーの雰囲気と、お庭の感じから、この色が合うだろうと思い、プレゼントすることに決めたのです。 「こんな色は持ってないわ!」「一番良い場所に植えなくちゃ・・・!!」と喜んでくださいました。 レイズドの花壇の中央に、配置をして・・・私に説明してくれました。 「ここは、日がよく当たるし・・・・ライラック色のヴィオラが垂れ下がり、ディアスシアがフワッと茂り・・・ニューサイランは真っ直ぐ上を向き・・・セアノサスが垂れ下がり・・・セリンセが上に育ち・・・その中央に配置するわ。ね?そうすると、高低がついていいでしょ?」と・・・。 スカビオサの品種名が知りたいって?・・・それはヒミツです。 |
出発直前、「今日はどこまで行くの?」と聞かれました。「Devonまで・・・」と答えると、びっくりした顔。そりゃそうです。
気をつけて運転してね。Devon、それからイギリスを楽しんでね。良い旅が続くことを祈っています、と声をかけていただきました。
心が温まります。なんだか・・・世界ウルルン滞在記みたいになってきました。今年の旅は「出会い」もテーマのひとつです。これも良い出会いになりました。またいつか絶対ここに滞在したいと思う、そんなB&Bでした。
オーナーご夫妻の人柄に惚れました。本当に親切にしてくださいました。感謝です。こんなすばらしいB&Bに3日間も滞在できたことに、感謝しなくては・・・・。
さて、これから長旅です。
現在10時8分。一気に車を走らせます。
ここでイギリスミニ情報!
イギリスの道路は・・・大きい順にM、A、Bとなっています。アルファベットに後ろに数字がつき・・・地図ではM3とかM40というように表記されています。
従って、目的地に行く道路は・・・この道路の番号を確認し、どこのジャンクションで降りるかをチェックします。ジャンクションには番号がついており・・・例えばM5の20で降りる・・・というように必ず確認します。
モーターウェイに乗ったら・・・必ず自分が進んでいく方面の地名を確認する必要があります。遥か先の地名まで把握しておかないと・・・とんでもない方面へ走っていくことになります。
ちなみに、今日は・・・M5の9番から乗り、31番ジャンクションでA30に入ります。それからA386の表示が見えたら・・・Tavistock方面へ進みます。TavistockからB3362に乗ります。このあとは細い道を行って・・・・となります。
モーターウェイを走っていると・・・道路の端や中央に・・・毛皮がフワフワへばりついています。
実は・・・野ウサギやリス達の死体です。もう100匹近い数をみました。ちないに・・・A道路が一番多く、M、B道路は少なくなっています。M道路は比較的都市部の道路なので・・・小動物はあまりいないのでしょう。B道路は、小さい道路でスピードが出ないので、轢かれることはあまりないのでしょう。Aはややスピードも出るし、野原の真中を通っていることが多いので・・・よく轢かれるのでしょう。
かなり走っています。
![]() |
こんな道路をひたすら走っています。ちょっと疲れたので休憩です。時速140kmで走りっぱなしで・・・アクセルを踏む足が疲れてきました。 この間、ブレーキを踏むことなど・・・ほんの数回あっただけです。 |
A道路に入ってから・・・少し走ると・・・枯草の中にところどころピンク色のものが見えます。群落になったり、点のように散らばっていたり・・・・。少しスピードを緩めて・・・道路わきに車を止めました。
![]() |
このように、所々、ピンク色になっているのです。枯草の中にあるので・・・遠くからでも良く目立ちます。 |
近くに寄らなくても・・・私は走っている途中で分かりました。
| これでもうお分かりですね。 イギリスといえば・・・そう、ヒース類です。 ヒースの丘・・・ではありませんが・・・あたり一面広がっています。相当の数です。キレイです。 きれいなのは良いのですが・・・ヒース類がこれほど集団で自生しているということは・・・土地が荒れているということを意味しています。 北海道で言えば・・・スズランの群生とでもいいましょうか。観光客はきれいだといいますが・・・地元の人間にとっては、スズランが自生している土地=農地にはできない荒れた土地、ということを意味しています。 一通り観察して・・・その他の植物も観察しました。Lotus、Salvia、Juncusなど・・・痩せた土地を好む植物が多いことにも気が付きました。イネ科植物が非常に多いこともその1つです。 自然の植物の観察は、一番良い勉強になります。私は、海外に限らず、遠出した時はかならずフロラ調査を行います。自然から学ぶことは、とても重要です。 |
![]() |
さて、こんなことでのんびりと時間を費やしてはいけません。急がねば・・・・。
B道路に入って・・・・さぁ・・・ここからが大変・・・。とりあえず・・・走ってみて・・・それから道を聞いてみました。
「3マイル先を左に曲がって」
どうやらこの道で合っているようです。1マイルは1.6km。
3マイル走って・・・郵便局が見えたので・・・ここで道を聞きました。
「少し戻ったら・・・左右に標識が見える。そこを右に曲がりなさい。この道はトラックが通れない、ものすごく細い道だよ。凸凹道だし・・・ゆっくりと」
どうやら進みすぎたようです。
言われたとおり進むと・・・標識があり・・・右に曲がる道がありました。
![]() |
こんな鬱蒼とした、細い恐ろしい道を進みます。進んでも進んでも・・・B&Bはありません。 1kmほど進んだところで・・・入り口を発見!!! 何の案内も出ていないので・・・このB&Bを見つけるのは非常に大変です。 |
到着したのは2時。約4時間、休憩なしに運転しつづけました。あぁ、疲れた・・・・。
本日宿泊するB&Bは、Tor Cottageというところです。
車をとめたら・・・オーナー登場。
休む間もなく・・・部屋を案内してもらいました。
| このB&Bは・・・それぞれ1つずつの建物になっており・・・要するに1人のお客さんに1つの建物が与えられるということです。 いくつか建物があり・・・私が種泊するところは・・・The Garde Roomという建物です。ここは昔、馬小屋だったところで・・・1997年に改装され、現在の部屋になっています。 キレイな作りの部屋です。 |
![]() |
とりあえず、部屋に荷物を運び入れて・・・・しばし休憩。
午後3時です。少しお庭を見て・・・そうそう、ここはプールのあるB&Bです。こんな時期にプールに入ったら・・・日本なら気持ち良いかもしれませんbが・・・こちらの気温は17℃なので・・・風邪を引くでしょう。
それから・・・とりあえず、町まで出ました。
近くにガーデンセンターがあります。行ってみることにしました。
今来た道を戻り・・・・地図通りに進んでいくと・・・ありました。
Kaminskis Home&Garden Centreというところで・・・ん・・・・入り口を見ただけで、どんなところか分かりました。
ものすごく寂れています・・・・。
実は・・・この町全体がすごく寂れており・・・なんだかどうしようもない感じ・・・。今回の旅の中で、一番心が沈みます。
それを象徴するかのようなガーデンセンター・・・・。
![]() |
ハーブの苗のコーナーですが・・・ご覧の状態。 樹木は紅葉し・・・多肉植物も真っ赤に紅葉しています。気温が低いから紅葉が始まっている・・・のではなくて、肥料切れで紅葉が始まっているのです。 死にかけの植物の紅葉は、目のさめる色です。 ひどいガーデンセンターです。 |
今日は長距離ドライブで疲れているので・・・こんなところに来ると・・・更に疲れます。
こんなものを見ると・・・更に更に疲れます。
| かわいくない・・・を通り越して・・・気分が悪い・・・・。不気味な小人です・・・。こんなグッズ、一体だれが買うのでしょうか。そしてこんなグッズの似合う庭って・・・一体・・・・どんな庭なのでしょう。。。 | ![]() |
とにかく今日は疲れました。Luggers Hallから、Tor Cottageまで、3時間50分、移動距離・・・なんと294km!
明日は、お目当てのナーセリーに行きます。
Tor Cottageは、1泊なので・・・もうお別れです。この町は・・・私の肌には合いません。
夜、雨がザーッと降ってきました。すぐ止みましたが・・・・明日は雨が降らないことを祈るばかりです。