マリポサ園芸講座 9月
「ラベルを読んでみよう〜学名で見る植物の名前〜」
植物には名前がついています。みなさん、植物の名前を正しく理解していますか?また、植物につけられたラベルを信用していませんか?
植物を学名で把握すると言うことは、非常に重要で学名を知ることで、類縁関係がわかります。家にあるあの植物とこの植物、管理方法がわからない・・・と悩んだことはありませんか?そして、その植物の栽培方法が本に載っていなかったらどうしますか?
学名、科名を理解すると言うことは、栽培情報を得る手段としても非常に重要です。そんな学名のあれこれを、今回はお勉強しましょう!
「学名」と聞いただけで、専門家の学問ね・・・と拒絶反応を示す方もいらっしゃることは十分分かっています。しかし、これは植物を扱う上で重要なことなのです。
そんなお話に、果たして受講者は集まるのだろうか・・・と楽しみにしていました。当日・・・寄せ植え講習会以上に受講者が集まり、驚きました。
園芸を、学問という観点から見た講習会に、毎回たくさんの方に参加して頂いていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
講義を始める前に・・・話題の植物を使って、今日の学名に関するお話の導入部分を説明しています。この植物、分かりますか?つい数ヶ月前、テレビで話題になったアノ植物です。一時期、品切れ状態が続きましたね。 さて、何でしょう? トラノオ?・・・それは不正解!そんな名前をもつ植物はないのです。 誰がトラノオという名前を付けたのでしょう・・・。 これが混乱の原因。だから・・・学名は必要なのです。 |
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学名を与えるにあたって・・・標本が必要、という説明です。 「正基準標本があるから学名がある」これが基本です。 左側に書いてあるのは・・・Helianthus annuus。ヒマワリの学名です。 学名の構成を説明するために、ヒマワリの学名を例に出しました。 私が説明しているのは・・・さて、何でしょうね。 知りたい方は、講習会に来てください。 |
| コスモスのお話と・・・センニチコウのお話。この前放送されたNHK趣味の園芸では・・・センニチコウとキバナセンニチコウを間違えていました、と言う説明や・・・コスモスと名前が付くけれど、コスモス属ではないものもありますよ、とか・・・アスターと言われるけれど、全然属が違うものもありますよ・・・とか・・・。 学名と流通名、販売名についての説明を行いました。適当な名前が付けられて流通する植物・・・困ったモンです。 |
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ある専門家が書いた、文章を紹介しました。私も共感する部分がたくさんあり・・・全くその通りだと思います。流通名の適当さ・・・それは、栽培がやや困難なものでも、栽培容易な植物の名前を付けておけばよく売れるだろう・・・と、解釈されても仕方がない。 市場が不透明なものを受け入れず、生産者に学名付記を義務付ければ、話は簡単なこと。 送り手がいつまでも改善を拒むなら、消費者である我々が、園芸店でニセモノや正体不明なものを買わされた場合、次々に小額訴訟を起こせばよい。 というような内容です。 消費者がワイワイ騒ぎたてると、何か動き出すことは確かです。これが植物じゃなくて・・・もっと大きな買い物・・・例えば「家」だったらどうしますか?ニセモノだった、正体不明だった・・・これで黙っていられますか? 植物だから・・・まぁいいか・・・では困ります。植物でも何でも、金額の大小に関わらず・・・おかしいものはおかしい!と言わなければ、絶対何も変わらないでしょう。 |
講義は結局・・・2時間半ほどになりました。みなさん熱心で・・講義中も質問が飛び交います。 これは講義に関する質問です。みなさん鋭いところを突いてきます。 |
| 講義が終わって・・・講義以外の質問に移ります。○○の花が咲かない・・・植物の名前が分からない・・・この前の講義の内容を復習したら新たな疑問が出てきたので教えて欲しい・・・などなど、質問だけでも相当数です。 講義以外の質問、花に限らず野菜や果樹、造園・・・分野は問わず、何でも質問に答えるというのも、この講座の魅力かもしれません。 講座に参加して、どんどん私を利用しましょう! |
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次回は・・・10月9日です。寄せ植えの制作をする予定です。いつもそうですが・・・寄せ植えの前には・・・植物に関するお話を行います。他の講座では絶対体験することの出来ない、「アカデミック+園芸の愉しみ」、ぜひご参加ください。