マリポサ園芸講座 10月
「寄せ植えを作ってみよう part2〜植物の生命活動と生長のコントロール〜」
10月9日の講習内容は、寄せ植え制作です。7月に続き、2回目の寄せ植えということになります。
大まかな流れは、前回と同じで、それぞれお好みの植物素材を使用していただく予定です。
ただの寄せ植え教室ではありません。そこには園芸学という学問が存在します。・・・・このように管理する理由は何なのか?・・・・この作業の意味は?・・・・
植物が生きていくために必要なことは・・・そして、その成長過程において必要な作業。しかしそこには落とし穴もある!
今回は、こんなお話を交えながら、寄せ植えを制作したいと思います。
他の寄せ植え教室では聞く事の出来ないお話、寄せ植えのマニュアル本には載っていないお話、ぜひ聞いてみませんか?
今回は、この講座始まって以来の大人数でした。
前半戦は、いつものようにお話です。今回は、光合成のしくみについてお話をし、それを踏まえて植物の置き場所の「風通しよくしましょう」の意味をお話しました。病害虫の被害を少なくするため?蒸れないようにするため?・・・少し違います。もっともっと基本的なことです。
その理由の説明とともに、その方法を使って、実際に生産をしているということもお話しました。
そして、生長のコントロールということで、様々な仕立て方のお話をしました。ケミカルコントロール、ピンチ、そして・・・植物の性質を利用した栽培調節方法についてです。
合わせて、頂芽優勢についてお話し、オーキシンが関与していると説明しました。
切花ハウスの通路と、通路よりはなれた場所・・・さて、どちらの生長が良いのでしょう・・・。答えは○○○です。
植物は非常にデリケートなんですよ。
そして、後半戦は寄せ植えです。コケが生えた鉢を(本物のコケです。)用意しました。秋になってくると、緩慢な生長の中で、ゆっくりと細胞が作られ、花の色は見事になります。透き通るような花の色(葉の色)を示す植物をたくさん用意しました。
![]() |
決して難しい話ばかりではありません。笑いも出ます。質問は自由。あっちこっちからバンバン飛び交います。 |
| ホワイトボードには何やら難しい言葉が・・・・。 | ![]() |
さて・・・お話も終わり・・・素材の説明です。 自分がどんな材料を使うのか、皆さん目が真剣。 |
只今、レイアウト中。皆さんそれぞれで、自由にレイアウトしてもらいます。決して押し付けなし。 自分自身がいいなぁ、と思えるようにしてください、といつもお伝えしています。 たまに・・・アドバイスを入れながら・・・。 |
| さて、根鉢の崩し方です。今回はルートバンドのお話をしました。 ルートバンドって・・・何? |
![]() |
![]() |
皆さん、着々と植え込んでいます。土の入れ方に注意して・・・植物の位置はそれでOK? 作業は迅速に・・・。 |
というわけで、皆さん作品が完成しました。スペース上、皆さんの作品を紹介できないのが残念ですが・・・。
私が撮影した数枚を、ここに紹介しておきます。
|
後ろのフワフワした素材は、Eupatrium capillifolium。 このような形で出回ることはまずないでしょう。そりゃそうです。この寄せ植えのために、半年前から仕立ててもらっているものですから・・・。 |
|
![]() |
これは、Carexを使ったタイプ。流れるような線と、銅葉色が見事に調和しています。 |
いかがでしょうか?
同じような素材を使っても、皆さんそれぞれ出来る作品が違います。どれも素晴らしい作品ばかりですね。
今回も面白い素材をいくつか入れています。
樹木類はHamelia patens、Hypocalymma cordifolium ‘Golden Veil’など・・・。
出来た作品、鉢を含めて結構な重量なのですが・・・皆さんしっかり抱えて帰られました。
さて、来月でマリポサの講習は年内最後になります。次回は、冬の素材になりますが・・・今年はパンジー、ハボタンを使わないで・・・私の考える、普及させたい冬の素材を使って寄せ植えを作ろうと思っています。
ぜひ、皆さんお越しください。少し変わった樹木も用意する予定です。