|
先住民族とともに地球の平和を祈る行事 World Peace Prayer Ceremony with
Indigenous People 2004年6月22日 |
6月22日(火)午前11時〜午後1時半、白光真宏会・富士聖地野外会場にて、アメリカ先住民族のナバホ族、チェロキー族、日本先住民族のアイヌの方々ほか、約400名人々の参加のもと、「先住民族とともに地球の平和を祈る行事」(地球生命体感謝プロジェクト主催)が開催されました。
この行事は、前日の21日、朝霧アリーナで開かれたWPPD(せかいへいわといのりの日)に参加した方々をお招きして、あらためて世界各国の平和を祈り、地球に感謝するというコンセプトで企画されました。幸い、朝霧アリーナの隣にある宗教法人・白光真宏会が、「地球生命体感謝プロジェクト」の趣旨をご理解してくださり、同会の富士聖地を会場としてお貸ししてくださいました。白光真宏会のご理解とご協力に、この場を借りて心より感謝申し上げます。
当日の朝、富士山には巨大な傘雲がかかりました。この日は、前日までの台風による大荒れの天気が嘘のように晴れわたり、初夏の輝く太陽のもとでの行事となりました。
|
プログラム (1)オープニング 柳田ふみ代 (2)主催者挨拶 中澤英雄(地球生命体感謝プロジェクト世話人) (3)田中敞・白光真宏会理事長 挨拶 (4)参加した先住民の紹介 (5)合唱 リュミエール (6)舞踊 板倉リサ (7)フラッグセレモニー (8)地球感謝の瞑想 (9)シルバースター スピーチ&歌 (10)アシリ・レラさんとアイヌの皆さん スピーチ&ムックリ演奏&踊り (11)ナバホ族 スピーチ&踊り(全員で) (12)Let There Be Peace On Earth(全員で) |
開会前の様子

(1)シャンソン歌手の柳田ふみ代さんの独唱によって行事が開催されました。柳田さんは、「Peace and Power(平和と力)」という曲と、「地球の船」という曲を歌いました。
「Peace and Power」は、ジョアンヌ・シェナンドアというネイティブ・アメリカンによって作られました。歌詞はアメリカ・インディアンの言語の一つであるイロコイ語です。インディアンといっても数多くの部族がありますが、イロコイ族はアメリカ北部の五大湖の一つ、オンタリオ湖の南側に住んでいる部族です。歌詞の意味は、「彼は本来の民に平和と力を与えた」という単純なものです。「彼」というのは、創造主、神(ワカンタンカ)ということになるでしょう。
この曲は、Silver Wave Recordsという、ネイティブ・アメリカンの音楽を出しているレコード会社からリリースされています。
http://www.discord.co.uk/shop/details/item/21585092624/
「地球の船」は、アイルランド民謡に柳田さんがご自分で歌詞をつけた曲です。すべての命は地球という一つの船に乗っている、という内容を歌っています。
(2)主催者を代表して、中澤英雄氏が歓迎の挨拶

(3)会場提供者、白光真宏会の田中敞理事長が日本語と英語でスピーチをしました。
田中理事長はその中で、
「白光真宏会理事会は、行事の目的、内容を検討した結果、富士聖地にふさわしいものと判断しました。富士聖地を白光真宏会の行事以外で使用するのは、今回が初めてのことです。富士聖地が、世界に開かれた聖地として開放される将来へ向けての、画期的な第一歩となるでしょう」
と述べ、先住民族の方々へ歓迎の意を表しました。
(4)参加された先住民の方々の紹介
アシリ・レラさんとアイヌの皆さん、ナバホ族の皆さん7名、そしてチェロキー族のシャーマンであるシルバースターさん、アメリカ人のバーバラ・ウォルフさんとマーガレット・フィキオリスさんが紹介されました。
(5)先住民の皆さんを歓迎するために、最初に日本人による歌と踊りが披露されました。
まず、合唱グループ“リュミエール”が、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の「ドレミの歌」を歌いながら入場。
インディアンには黄、白、黒、赤という4つの神聖な色があり、これは4つの方角と、4つの人種を表わしているといいます。リュミエールはこの聖なる4色と青(空)のTシャツを着ました。
そのあと、打楽器の演奏をまじえながら、「おお牧場は緑」「お江戸日本橋」「Peace and Power」を歌いました。
(6)次に、若手舞踊家として注目を浴びている板倉リサさんが、“ピース・ムードラ”というスピリチュアル・ダンスを披露しました。
(7)フラッグセレモニーでは、世界各国の国旗を掲揚しながら、世界192カ国の平和を祈りました。
最初に、世界的に有名な平和運動家バーバラ・ウォルフさんとその友人であるマーガレット・フィキオリスさんが地球旗を持って登場し、会場全体で「May Peace Prevail on Earth」と唱えました。そのあと、「May Peace be in Afghanistan」というように、その国の国旗を掲揚しながら、英語で世界各国の平和を祈りました。
192ヵ国と「その他のすべての地域」を祈った後、地球旗を掲げながら、全員でナバホ、チェロキー、アイヌのそれぞれの言語で七回ずつ「世界人類が平和でありますように」と唱え、参加者の心が一つとなったフラッグセレモニーをしめくくりました。
(8)地球感謝の瞑想
参加者は大地の上に横になって、小田志都子さんが演奏するシンギング・ボウルとクリスタル・ボウルの響きの中で、大地のエネルギーを感じながら、大地、海、山、動植物、水、空気など、地球への感謝の瞑想を行ないました。
この時、ナバホ族の皆さんはひざまずき、大地に頭をつけ、涙を流しながら祈ってくださいました。
(9)そのあと、先住民族の方々による、スピーチや祈り、歌、踊りなどが披露されました。まず、チェロキー族のシャーマンでヒーラーのシルバースターさんは、神々や精霊に感謝する祈りの歌を捧げてくださいました。
(10)アイヌ民族の指導者の一人であるアシリ・レラさんは、
「この富士聖地は母なる大地です。私たちはカムイノミ(神々への祈り)において、魂で一つにつながっています。すべての人々に神の祝福がありますように」
とお話しされました。
日本の先住民族であるアイヌは和人に迫害され差別された過去を持っています。レラさんをはじめアイヌの方々はきっと、その過去をゆるす気持ちで日本国旗を掲げてくださったのでしょう。その大きな心が伝わる力強いスピーチは、会場の人々の心を強く打ちました。
レラさんたちはムックリ(口琴)というアイヌの楽器の演奏、狩猟の踊りなども披露してくださり、会場は一気に盛り上がりました。
(11)ナバホ族を代表して、アルバート・ヤッジーさんは、富士聖地を「浄まっている素晴らしい場所だ」とスピーチしました。
参加者全員でナバホの伝統的なダンス「エネミー」を踊りました。二人一組になり、大きなサークルを作って踊っている様子は、近い将来、あらゆる人々が民族や宗教の違いを乗り越え、真に調和して暮らすことを彷彿とさせる、平和な雰囲気に満ちたものでした。
(12)最後に、参加者全員で「Let There Be Peace On Earth(レット・ゼア・ピース・オン・アース)を合唱。皆、思い思いに手を取り合い、称えあって、行事は終了となりました。
|
★6月21日のWPPD秘話★ |
6月22日の行事の来賓であるアシリ・レラさん、シルバースターさん、ナバホ族の皆さんは、前日の21日、台風6号の中で開かれたWPPD(せかいへいわといのりの日)にも参加しました。彼らは最初「自主参加」という形で、一般参加者の輪の中に立っていました。
猛烈な暴風雨の中、馬の行進や沖縄の舞踊など、予定されていたプログラムはキャンセルされました。
行事がなかなか始まらなかったのですが、そのうち、アシリ・レラさんの存在に気づいた一般参加者が、「アシリ・レラさんじゃないの。あなたがなぜこんなところにいるの。あなたは真ん中で儀式をする人でしょう」と言って、レラさんを輪から中に押し出しました。また、レラさんのそばにいたナバホ族の皆さんとシルバースターさんも、中央に押し出されました。WPPD実行委員会の決めたプログラムにはない、まったくのハプニングです。
彼らはそのまま中央のテントに行きました。テントでは若いアイヌの皆さん(レラさんの友人・知人たち)が、儀式用の聖なる火を起こそうとしていましたが、暴風雨の中で、火はなかなか燃え立たず、煙を上げるだけでした。しかし、中央テントでレラさん、シルバースターさん、ナバホ族の皆さんが祈りを捧げたところ、火が見事に燃え上がりました。聖なる火が点火したことによって、その後のタバコの儀式が可能になりました。
|
参考情報 |
白光真宏会
せかいへいわといのりの日
アシリ・レラさんの写真集
シルバースター講演会
バーバラ・ウォルフさんのホームページ
Let There Be Peace On Earth
バーバラさん、シルバースターさんの江本勝さんとの対談(6月23日)
地球生命体感謝プロジェクトのホームページ