2004年3月21日
オトミ族を支援する「地球の癒やしのためのピースセレモニー」 中澤英雄
皆さま、本日はお忙しい中、「地球の癒やしのためのピースセレモニー」においで下さり、まことにありがとうございます。開会に先立ち、主催者の「地球生命体感謝プロジェクト・東京」を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。
「地球生命体感謝プロジェクト」という活動は、今からちょうど1年前、昨年の3月に始まりました。「地球生命体」といいますと、やや聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは、イギリスの科学者ジェームズ・ラブロック博士のガイア仮説をもとにして生まれた言葉でございます。龍村仁監督の『ガイア・シンフォニー』という有名な映画がありますが、その第4番にも登場するラブロック博士は、地球は単なる物質の固まりではなく、それ自体で一個の巨大な生命体と見なせる、と述べ、この生きた地球のことを、ギリシャ神話の大地の女神の名を借りて「ガイア」と呼んでおります。地球生命体とは、このガイア、つまり生きる地球のことであり、地球生命体感謝プロジェクトとは、この生きる地球に積極的に感謝の念を捧げてゆくという活動であります。
さて、鳥インフルエンザの蔓延にも示されておりますように、今や地球の環境は大きく損なわれ、多くの動物や植物の存続が脅かされていることは、皆さんすでによくご存じのところであります。水や空気が汚染され、動物や植物が滅んだとき、人類はどうやって生きていくことができるのでしょうか。それにもかかわらず、人類は戦争やテロや環境破壊によって、今なお地球をいためつづけております。生命の母である地球の尊さ、有り難さを今一度思い起こし、日々、地球に対する感謝の心で生きていくところから、地球環境の再生も始まるのではないかと思います。
私どもはこのような主旨で地球生命体感謝プロジェクトを立ち上げましたが、昨年は国連の「国際淡水年」に当たりましたので、主として、水への感謝を中心に活動いたしました。とくに7月25日には、水の結晶写真で有名な江本勝さんがイスラエルのガリラヤ湖で開いた、「世界の水に愛と感謝を捧げるセレモニー」に協力させていただきました。
今年は国連の「国際コメ年」でありますので、コメをはじめ、食べ物への感謝を中心に活動いたしております。
そのようなところに、昨年12月の終わりに海外から、メキシコの先住民族・オトミ族の行事に協力してほしい、という連絡が飛び込んでまいりました。
オトミ族といいますのは、メキシコに3万年前から住んでいる民族だそうです。現在、政府によって居住地を狭められながらも、伝統文化を保ち続けているとのことです。オトミ族には聖なる太鼓の儀式というものがあり、昔は行われていましたが、スペイン人の侵略後500年間、行われておりませんでした。
それが、500年ぶりにこの3月21日、つまり今日ですが、メキシコの地で開催されることになりました。オトミ族には、「8000個の聖なる太鼓の音が響くとき、母なる地球の本当の癒しが始まる」という予言が伝えられているそうです。
オトミ族をはじめ世界各地の先住民族は、地球への感謝のもと、大自然と一体になって生きてきました。先住民族は、いわば地球生命体感謝プロジェクトの先達とも言える存在です。そこで、私どもはオトミ族の行事に協賛し、本日、地球の癒やしと世界の平和を祈る行事を開催する運びになりました。さらに、今日からちょうど3ヶ月後の6月21日には、富士山のふもとの朝霧高原で、アメリカ・インディアンをはじめ、世界中の先住民族の代表が集まって「WPPD 世界平和と祈りの日」という行事を開催いたしますが、地球生命体感謝プロジェクトはこの行事にも協賛いたしております。
たまたま昨日はイラク戦争開始の1周年目に当たり、昨日、今日と、世界各地で様々な平和関連の行事が開催されております。このようなときにオトミ族とともに、世界の平和と地球の癒やしを祈る行事を開けることになったのは、たいへん有意義なことだと考えております。これをもちまして私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。