「問答二、二十一世紀の環境予測」を読む!

2001/9/27

概略

問答二・一、総論

環境予測をする理由

 環境問題には完璧な解決法はない。
世代間調停のために、将来世代の環境の状況を予測しておく必要がある。

温暖化

2005年、地球温暖化の一つの原因とされている二酸化炭素の放出規制は、結局国際的な取り決めが無効のままとなる。
 温暖化の原因として二酸化炭素が強調されすぎではないか。
二酸化炭素排出量は、経済成長とほぼ比例関係にあるエネルギー使用量による。
だから、温暖化ガスを二酸化炭素だけであると思わせ、環境を政治の道具として使おうとしているのではないか。

廃棄物

 廃棄物を全く出さないゼロエミッションは不可能である。
目標は、「少量を最適な形で出す」ということである。
東京湾を持っている東京都も、ゴミ処分場の寿命は20年足らずだとされている。
 ゴミを焼却する最大の目的は、赤痢などの感染症防止であり、その次に傘を減らす減容化がある。
しかし、あらゆる元素を含む廃棄物を分類せずに焼却すると、未知の物質が多数生成する。
だから、どのような元素をどのように燃やすかが重要。

問答二・二、食糧危機、紫外線

食糧危機

2010年、世界的な食料供給危機が到来。温暖化のためではなく、むしろ、米国、中国、ロシア、オーストラリアが同時に低温になったため。異常気象かもしれない。
 食糧危機についてはFAO(国連農業機関)、世界銀行の楽観的な見通しと、米国のレスター・ブラウンなどのNGOの悲観的な見通しがある。
 楽観論者の意見は、将来的に、100億人に食料を供給するには、穀物の収量を5t/haとすると、8億haの農地が必要。農地としては、15億haが使用可能と考えられている。というものだ。
 悲観論者の意見は、収量5t/haは無理であるし、農地は交配し始めている。
例えば、熱帯地方には表土流出、乾燥地帯であれば地下水を使用した灌漑(かんがい)による塩害。
そして農民の所得が低い中国では、化学肥料が使えない。
そして、温暖化によって農地のある地域が乾燥地かする恐れがある。というものだ。

 日本の場合、現在の農業生産総額は10兆4円、農業人口400万人。
耕作地面積400万ha。
かつての600万haの耕地のうち500万haで穀物を生産するとし、6t/haの収量で計算すると、穀物を直接食べるとして1億5千万人。
肉をこの穀物で生産すると、300万人。
この場合、農業人口は10万人以下にする必要がある。
日本の工業が強い必要もある。
工業がだめになったら、農業人口は逆に増加することになる。

紫外線

2010年、紫外線は確実に強くなっている。皮膚がんなどの影響が白人種を中心に見えている。
 特定フロンは製造中止になった。
しかし、不要になった冷蔵庫、エアコンなどからフロンを回収し、破壊するには年間618億円(通産省)が掛かる。
通産省は無駄になるからできないとする。
だが、COP3で規制対象になったHFCや代替フロンの完全回収システムの構築が必要であるから、無駄にはならないはずである。

 フロン、代替フロンと呼ばれる物質のいくつかは、日本で発明されたものである。
完全にリサイクルして使えるのならば、こんなにすばらしい物質はない。
しかし、エアコンなどはもれてしまう。
だからといって、「有害物質=製造中止」ではなく、完全リサイクルを実現するという考え方もある。
 例えば、水俣病の影響で日本は水銀法による食塩電解を廃止した。
だが、世界は水銀の完全クローズドシステムができた。
ところが、日本からはかえってイオン交換膜法などの新しい技術が発明された。つまり、規制はいつでも産業にとって害があるとはいえない。ほかにも、排ガス規制のマスキー法のお陰でエンジン技術は格段に進歩した。

問答二・三、ダイオキシン問題

問答二・四、エネルギー価格、倒産型環境汚染

問答二・五、酸性化・重金属汚染、元素不足

問答二・六、人口問題

問答二・七、エネルギーシフト

問答二・八、地球温暖化がいよいよ起きる

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