はじめに −その2−
2003.01.04
霧ヶ原に通うようになり5年目を迎えようとしている。
そして私は55歳。
5年前に想い画いたライフスタイルに近づきつつあるのだろうか。
上水道、コンテナハウス、焚き火場、薪置き場、ドラム缶風呂、露天
風呂、テラス、トイレ、そして今は小屋を作っている。建造物のほとん
どはドラム缶を運び込んできて以降の弟の手によるものである。私以
上に愉しんでいるのかもしれない。
春からのトマト、ナス、ピーマン、キュウリ、トウモロコシ、サツマイモ、
サトイモ、ジャガイモ。秋のキャベツ、ハクサイ、ダイコン、ブロッコリーを
3年作ってきた。30坪ほどの畑であるが、野菜つくりは雑草取りもふく
め一人でやるのは、くたびれ腰も痛くなるが続いている。
5年後には確実に、早ければ3年で退職を迎えることになるが、そのと
きをどんな状態と気持ちで迎えるのか、今まで以上に現実のものとして
考えなければならない時期にきた。
私は昭和22年生まれの、いわゆる団塊の世代である。サラリーマン
として生きてきた同世代の多くの人たちが、第一線から退き(退かされ)
はじめる年齢である。平均寿命から言ってまだ20年あまりの人生があ
ることになる。生きていく上でのしがらみ、束縛、支配がら遠ざかり自由
度の高い生活が待っている一方、期待されず、頼られず、必要とされな
い存在になることでもある。
そんな転換期をどう通過すればいいのか。どんな生き方、どんな考え
方をしても河がやがては海に達するように、人の一生も流れる方向は
誰も変わりはないはずだ。自分にとって何が心地よいことであり、どう
すれば実現できるのか、それを見つけ、あるいは見つけつづけながら
生きていくことにしよう。
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