はじめに −その4−
                                 2006.04.11

 最近、私は「週末田舎暮らし」として、あるテレビ局の取材を受けた。
 定年後は田舎で暮らしたいとういサラリーマンが多くなってきているそうである。
 同世代のサラリーマンの多くが、私と同じような願望を持ち始めたことは、
私が特殊な価値観の持ち主でなかったことを意味するものであり、なぜか少し安心してしまう。
また、これまで霧ヶ原でやってきたことが、妥当であるための根拠としたくなるのだが、
一方では誰のためでもなく、自分のためにやっているわけだから、そんな気分になるのも
どこか変な気がする。

 当初(7年前)は、定年後のライフスタイルをみつけたような気がして、
少しうわずった気分ではあったが張り切っていた。
そして時が過ぎるとともに、いつまで続くのかなと自分を冷ややかにみるもう一人の自分が
いることに気づくようになった。今では私の霧ヶ原通いが続くのは、畑の雑草とりのためだけで
はなく、この地を訪れる人たちがいることにより継続しているのではないかと思うようになった。

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