ツキミマンテマ 2

ちっとも花が咲かない、横浜市金沢区のツキミマンテマ。よく分からないので矢追さんに応援をお願いしました。アップの写真を撮っていただき、種子が出来る経過について初歩的なことも知らない私にヒントをいただき、とりあえず、現在の所私に理解できたことをまとめました。

花の後の様子

熟した実


外側の先端が刺みたいになっているのは「宿存萼」
その内側は果実の先端が割れて開いているところ。

熟した果実

(ここから下の写真はすべて右側が花の上部です)

熟した果実を縦に割ってみると

大部分の種子はこぼれ落ちてしまっていて、成熟が遅れたか或いは、熟し損なった種子が僅かに残っている。

特立中央胎座

少し若い果実を縦に割ってみると

真ん中に軸があってそのまわりに種子が付いている
「特立中央胎座」というナデシコ科やサクラソウ科に見られるものだそうです。

雄しべが3本

若い蕾


雄しべが3本ある(=数が少ない)
花粉は出ていないようだ。
花弁は退化している

蕾の子房

この蕾の子房を割ってみると
もう結実が始まっている。

大きくなった蕾

もうすこし大きくなった蕾
この雄しべは花粉を出している。
種子はもっと膨らんでいる。
花粉が熟す以前に種子が形成され既に成長を始めている。

このように、詳しく見ていくとどうも、閉鎖花とは違うように思えてきました。受粉が行われる以前に種子が出来ているみたいです。でも、そうだとしたらどうして一番下の写真のように花粉が出る必要があるのでしょうか?
条件の良い場所に生えた場合は、きちんと花が咲いて受粉が行われる、条件が悪い場合には、クローン繁殖をする。そんなタイプがあるのでしょうか? 結局、結論が出ないままでいます。私にとっては難しすぎる花です。

(2003.5.27)

まだまだ分からないことが多い植物ですので、このページの全部又は一部の無断転載は御遠慮ください。

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