

(まとめ)
高ケ尾山から西の地点の調査をしました。
今回も 砂山真一さんと友人の村尾邦彦さんに、協力をしていただきました。
京都大学理学部動物生態学研究室の立澤史郎さんが以下の情報を集められています。 (2000/2/27 受理)
依頼内容:ニホンジカの筋肉切片の提供
手順:
謝礼:サンプルを使用した場合,謝辞に記名させていただきます.
注)
立澤 史郎 Shirow TATSUZAWA
再び地獄谷峠西に行きました。
前日の土曜日が雨になり、日曜日の深夜に雨が上がったようです。
雨のせいで、早朝に動いた足跡はよく見れたのですが、逆に泊まり場らしいサインは雨を含んでしまい
よく分からない結果に終わりました。
送電線鉄塔付近の伐採地から茨木竜王山のを眺める。
伐採地(1998年冬に伐採?)では、シカ道が有り、よく使っており、角トギが多数ありました。
また、緩やかな斜面の、落葉林内で新しい泊まり場か穴掘りのような地面を露出したものに出会いました。
シカの糞、ヤマアイ、シャガの食痕、フジツルの根かじり、リョウブ(no.232)を少し齧った様子、アオキの樹皮食いの痕(やや古そう)が見られました。
他には、
ノウサギの糞、テンの糞、上空を飛んでいたワシタカの仲間。
また、谷筋では大量のシカの毛が見られました。
地点A では、泊まり場にしては大きな地面の露出がありました。秋なら地面を掘り返した今回の場合は「穴ほり」と考えるのですが、よく分かりません。前日の雨も有り、付近のサインが無くなっていました。記録にとどめるだけにしました。
地点B の採石場の棚の上に出ました。急な斜面で途中に段々を作り、地面まで落ちないようにして動物の通行を遮断しています。
Bの近くリョウブと表示している地点で、あらたに樹皮かじりが見られました。前年夏か・秋のものでこれで都合2本になりました。しかし、他に比べるとおとなしい感じで、それほど齧った様子では有りません。今後広がるのか興味の湧くところです。
伐採地から落葉林に入ると、いたるところにシカ道、糞、角コスリが見られ、C では角で樹皮を鋭く突いて傷を着けていました。かなり大きな個体でしょう。
このシカの毛は、
地点E で、おそらく一頭分あるでしょう。猟期の時か不明ですが、林道脇からよく見えないところです。萩谷から、車で入れるのですが、この地点への通行はゲートに鍵がかかけられています。
一部に鋭い刃物痕、毛を力いっぱいむしったようで人間の仕業です。野犬がいるのですが、肉片や骨などを丹念に見ましたが、見つかりませんでした。まだ、表皮の一部が付いていたので、立澤さんにサンプルを提供(ニホンジカの筋肉切片の提供=後述)しました。
(引用)------------------------------
1)死体または保存肉などから,首や腿などの「赤身」部分を小指の先程度(約1-2cm
四方;ハサミ,ナイフなどで)採取する.
2)なるべく清潔な容器(フィルムケース,サンプル瓶など)にエタノール(80%以
上,できれば95%以上)とともに入れる(ホルマリンは絶対不可).
3)下記立澤までご連絡いただくと,私か郵送用封筒のどちらかが届く(着払い便も
可).
・大阪や野生個体だけに限らず,どこでいつ得られたものでも結構です.
・液浸(エタノール)だと長期間常温保存が可能です.
・捕獲(発見)の日時と場所,個体の性(角の有無など)
・死因などの記録をお願い します.
・合法的に得られた死体で,かつ御不要ならぜひ丸ごと御提供ください.この場合,
大阪市立自然史博物館(和田学芸員)へ御連絡いただければ保存および研究利用が行
われることになっています.
606-8502京都大学理学部動物生態学研究室
TEL 075-753-4077 FAX 075-753-4101
e-mail:serow@ecol.zool.kyoto-u.ac.jp
(引用おわり)-------------------------
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E-mail :尾方 義雄 Last modified: 3, 2000