| 高槻 宝谷 2000/11/5 No.20 |
宝谷に林道から降り始めで、スギの植林地です。稜線沿いに針金のシカ柵が作られていましたが、
ほとんどのスギ・ヒノキに新芽食いや幹へのコスリなどが見られ順調に生育していませんでした。
(2)ケケンポナシの樹皮かじり
不思議は増えるばかりです。
3日前に近畿地方全体に大雨が降リました。そのせいでキノコがよく見られました。
枝打ちでこられていました。「こんなところに人がくるなんて、初めてだ。」と
驚かせてしまいました。
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ケケンポナシが大量に樹皮を齧られていました
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12月末まで公開
宝谷全景
地獄谷北の林道から西側、茨木市北部を望む。手前の送電鉄塔が2本立つ、間の谷が宝谷
(1)秋の繁殖期を思わせる、ツノトギが見られました。
ここでも、リョウブの樹皮かじりがみられ、以前から齧っているようです。南の
高ヶ尾山の群れ?が、ほとんど齧っていないのと対照的です。
左の2枚(no.325)は、同じもの。表皮がちょっとひっぱたら剥ける。
時期はリョウブと同じように初夏であろう。今は表皮が硬く剥けない。
谷に降りたところでは、13本集中して剥けられていました。
リョウブのように形成層の上の皮の部分を器用にめくっています。
時期も同じように、初夏のもので激しいツノアテも見られます。
ポンポン山北では、このケケンポナシの樹皮かじりを記録していません。
ネムノキやリョウブは普通に見ていますが、この宝谷で始めてみました。
ケケンポナシはそれほど珍しいものでは無く、ポンポン山北や京都北山でもよく見られます。
樹皮かじりは、尾根から降ったところや沢筋で見られます。今回は10m四方で
13本見られ、齧られているところや幹の太さもさまざまです。
樹皮をめくりましたが、硬くてはがれません。リョウブのように餌の豊富な初夏
にしか齧れないのです。
また、剥かれたところを必要に角でこすり、歯でもその樹皮を削っています。
リョウブは樹皮に相当タンニンが含まれるのですが、このケケンポナシにもそう
いった有効成分があるのでしょうか?
(3)稜線でのヌタ場
以前見つけた沢筋のヌタ場にも水がたまり、使われているのがよく分かります。
この尾根のヌタ場はよく使われているのか、周囲の木に泥付けがあります。
また、以前二料の集落の人がイノシシ猟のための落とし穴が集中して見られます。
雨が降ったせいだけでなく、泥の状態も細かく、こんなところでよく水がたまり、
動物たちも在り処をよく認識しているのだなと驚かされます。
(4)山仕事の人たち
普通のハイカーでは、まず行かないなんの特徴も無いところです。
私たちも、枝打ちの方と会ったのは初めてです。
お話をお伺いして、この宝谷はゴルフ場計画があったが取りやめになって良かった。
結構、(本業でない)猟師に知られたところだそうです。シカはよく見られるという。
50−60cmぐらいの片方に縄を結んで、はしごの代わりにする棒を上手に操っ
て、あっという間に木に昇っていかれました。
かなりの高齢でしたが、見事なものです。
枝打ちの時期がきて
も、人がいなく山が荒れると、嘆いておられまいたが、後継者が
でき、森林を守る体制が少し進んだのを、喜んでおられまいた。
新人の方が、鉄製の登はん器で昇るのを見て、「鉄より、この棒のほうが安心じゃ。」と・・・
ツチアケビ
no.012(2000/7/8)で報告したもの。
残念ながら、夏の異常乾燥で乾きほとんど実をつけませんでした。
ムラサキシキブ
《お断り、プロバイダーのHPの容量が無くなったので、ジオシティーに画像を置いている関係でこのページはコマーシャルが入っています》
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E-mail :尾方 義雄 Last modified: 9, 2000