晴れた真っ青な秋空だった。やや暑いくらい。武蔵五日市駅のバス乗り場は、年輩の人を中心にいつもよりややにぎやかだった。
バス停の前に新しくできたパン屋が開店セールをやっているのを横目に、駅前でチカと昼飯のおにぎりをほおばり、いつものバスに乗る。オザポンと寺本くんが一緒だった。
お泊まりははなれではなく、久しぶりのロッジ。直前にキャンセルが出たそうである。みゅんみゅんとドイツ語に格闘中のあやぴょんたのお出迎えあり。
1日目午後、着替えて事務所の前に行くと、真新しい鋤簾や先の尖った鶴嘴が壁に立てかけられている。最近驚くほど道具が充実してきている。こんなペースで道具が揃い始めると、新築YMP倉庫がいっぱいとなり、整理をしなければならなくなる日も遠くないか。
今回の作業は沢の音小路に橋を架け、5月にアジサイを植林した斜面を切り開き、アジサイの広路と接続する新道建設を行うとのこと(イメージ的には、ソロの奥道と平行に走る道です。地図を見て)。久しぶりにYMPらいし本来の作業である。
参加者は、やや少な目の総勢12名。チェンソー持参の塚本さん(カメラマン(林業新知識の裏表紙を撮っているそうです。それから田中さんのところの「森林生活」というパンフの写真も担当されている。)で浜仲間の会の常連)、塚本さんのちびっ子で山作業参加10回以上の健斗くん、小百合ちゃん、塚本さんのスキューバの教え子で看護婦の高塚さんが初参加。作業は、塚本さんの橋作り班と道開拓班に分かれて行うことになり、小生は橋作り班に入った。田中さんは、ちょうど日曜日にあった神社のお祭りで忙しそうで作業には参加できなかった。
現場ではまず橋の材料になる間伐材をかき集め始める。春頃に国学院大学の学生たちが伐採した材を使う。結構あったと思ったが、あまりなく、道開拓班とかち合う。なかなか長い間伐材がないため、どうやって橋を架けたものかとひとしきりリーダーを交えて議論し、ようやく作業に入る。橋を架ける場所の周りに大きな石を集め、沢の真ん中に杭を数本打ち、その上に間伐材をならべ、長さをそろえて行く。さすがチェンソーは早い早い。ほとんど塚本さんの独り舞台であった。
なお、この沢の水は近所のお宅の飲料水源になっているので、泥を流すようなことをしないよう、その後、田中さんから注意がありました。決して作業後の道具の手入れなどしないよう、みなさん気をつけましょう。
それから塚本さんから教えてもらったこと。山作業はできるだけ楽にやることが大事で、ロープもそのために使える。またできるだけ危険ないやり方で作業を行うことが大事で、そのためのロープの使い方も教えてもらった(でも忘れた)。また教えて下さい。どうもありがとうございました。
1日目午後の作業は、予定通り4時頃に終了し山を下りる。橋は大体できあがり、新しい道も10数メートル完成していた。
晩御飯はクリームシチューで、いつもの通り、みんなで作った。料理の匂いに誘われてか、参加者が段々増える。江守くん。黒岩くん。さやかチャン。YMP掲示板で話題だった岡野くんにも初めて会うことができた。岡野くんは、交流会で総武線の車内アナウンスを披露してくれた。
食事の後は交流会、自己紹介。まことチャンとイタリア帰りのトヨちゃんも来た。おいしいワインとチーズをありがとう。それから京都支部の支部長からの差し入れ、ごちそうさまでした。
今回の交流会では、中山さんが村上春樹評論家であることがわかった。中山さんに村上春樹を語らせたら、ほとんどカルビー・かっぱエビせん状態。よしゆきさんも村上春樹ファンであることがわかったが、村上ワールドに入るには相当の読書量が必要なようでちょっとついてゆくのが難しい。自身のある人は是非議論をしてみて。
祭りの集まりから帰った田中さんが登場。作業をした道は、11月の「木と人のネットワーク」のときに案内するので、明日中に絶対完成させるようにとの御下命があった。
夜はさらに更け、塚本さんが細かいギャグを連発し、火遊び好きの中山さんが一生懸命暖炉の火をつけようとしているのを横目に見つつ、小生はいつもの通り、12時ころに失礼して就寝。
2日目。7時起床。曇ってはいるが、健斗くんと小百合ちゃんが作ってくれた巨大てるてる坊主のおかげか。いつものやや寝不足状態のみんなであるが、朝再び田中さんからハッパをかけられたリーダーの挨拶を拝聴し、作業場へ向かう。松澤夫妻合流。
橋はほとんどできているので、塚本さん中心に仕上げてもらい、残りの殆ど皆で斜面に転がっている間伐材を集めて道づくりにかかる。2日目の残りの部分は、杭を打ちながらの作業のためかなりの重労働であった。杭作りにも塚本さんのチェンソーが思う存分威力を発揮していた。作業現場の付近の斜面はそもそも春にアジサイを植林した地域であったため、間伐材を転がしたい、道を切り開いたため、もしかしたらかなりダメージを与えてしまったかもしれない。作業が終わった後に、田中さんから指摘がありましたが、やっぱり作業をする際には、周りにも十分気を配ってやることが大事です。
というわけで、道作りは、重労働にもかかわらず、みんな張り切って杭うちや道ならしの作業をした結果、予定より早い2時過ぎに新道は無事貫通し、(忘れてはならない)集合写真をとって作業終了。山を下り、ちょうどコテージに戻ったころから雨がポツポツ降り始めた。いつもの通りみんなで掃除をして、松澤夫妻の差し入れのバナナを食べ、それぞれ家路についたのであった。おわり。