10月の活動報告(10月11日〜12日)
国際緑化推進センターの助成事業(カウンターパート受け入れ研修)として、2週間の「インドネシア緑化プロジェクトスタッフマネージメント研修(通称:林業研修)」の日程中、「遊学の道プロジェクト」の活動に参加させていただきました。初めての参加であり、噂に聞く活動の体験は新鮮なものがありました。この活動報告ですが、翌日に開催された大自然塾にも参加し、その帰り間際に、ちょっと気を抜いている所を絶妙のタイミングで田辺さんが「これお願いします。これ、1,800字!」と、スッと会報の"YMP"を差し出し、それを受け取りながら「あ、ええいいです???」と何も考える隙も無く請け負ってしまったのです。こんな経緯で書いている活動報告ですので、まだよくYMPの色や他の活動を体験していないし「しまったナア・・・これは困った」と頭を悩ませながら書きました。YMPの皆さんもニックネームではなくなっている事御了承いただければと思います。
さて、かなり変な始まり文になってしまいましたが続けます。今回上記したように、(財)オイスカの事業として行っている林業研修のグループとしての参加でしたので、インドネシアから招聘の6名と同行の2名計8名で11日の昼前にバスにて現地に到着しました。時間が早く、まだYMPの皆さんは到着していなかったのですが、田中惣次さんの奥さんがいらっしゃり案内され、コテージ前を借りて持参のサンドイッチを食べ、作業ができる身支度をしてYMPの皆さんを待った。しばらくして石山さんと作業指導をしていただく田中惣次さんがやってこられた。挨拶を済ませた後コテージに宿泊の荷物を運びいれた。その間に続々とYMPの皆さんがやってきて作業道具の準備や何やらを始めていた。13:15全員集合して挨拶、自己紹介、道具の分配―――道具は腰に手ノコかナタのどちらかとジョレンか十字グワを手渡された―――、班分け、準備体操が行われた。班分けは3班で1班が道づくり、2,3班が道の補修という事で、コテージのある所から川を渡った対岸のそれぞれの担当現場に向かった。2班の班員となった自分は、田辺さんの「山側の崩れている所を十字グワで整えて、谷側が少し持ち上がるような感じで補修していって下さい、出来れば山側に溝を作るような感じで…」との説明を聞きながら、YMPのメンバーである山本さん、金田さんの動きを見ながら、オイスカ林業研修で来日のスワントと一緒に作業を進めた。途中「急斜面はちょっと階段を作るような形で登りやすく整えるといい」との田辺さんのアドバイスで特に急なスイッチバックの部分を階段状に補修した。谷側を調える材料になる丸太がなかったので、くい打ちなどの作業は行わなかった。16:00になり作業が終了、下山し、川で汚れた道具をコテージに戻った。すぐにナタなどを素人が怪我をしないように考慮した方法で研いだ。初日の参加者は17名だった。
道具の片づけが終わりここでの夕食は自炊、今回はオイスカ組のうちインドネシアの5名がムスリムのためお願いして肉料理なしで、鮭ご飯と味噌汁、サラダとなった。オイスカ側からインドネシアの木の実「ムリンジョ」を潰して油で揚げたスナックと、代表的な調味料「サンバル」を提供させていただいた。続く反省会、交流会でも熱と意識あるメンバーの活発な意見が聞かれ、とてもよい時間が持てた。
翌日は、夜から合流したメンバーを入れて21人での作業となった。班員を一部入れ替えたが、班として場所を変えて別内容の作業となり、午後から前日の1班の作業を引き継いだ2班の作業に全員が合流、大鋸で草を刈り取る2人を先頭に、道の谷側の脇に丸太を当て、石を積んでいく4人が次に続き、他のみんなで土を削り整えていく作業を進めた。15:00過ぎに目的地まで作業が終了した。作業が終わり、きれいに完成した道を踏みしめて帰るとき、YMPのメンバーは素人とはいえ山作業にすっかり慣れた人たちで、すでにいろいろな経験を5年間も積んでいるグループなのだが、それでもプロではない訳で、「しっかりとした指導があれば、素人の手作業でもここまで作業が出来るんだなあ」としみじみ思った。
海外から招聘した参加者の為の林業研修として参加したため、6名がボランティアの手による日本の山の作業で何を感じているかが気になったが、後のミーティングで「現地での作業の違いなどを比較しながら貴重な体験をした」との事だった。オイスカとして本業で行う山作業のボランティアなどのイベントと比べながら指導方法、スケジュールの組み立て方、内容などについて、また鹿児島での山仕事のわずかな経験しかない自身としても、久しぶりの作業で使う道具や利用方法など思い出したり、地域文化がふんだんに入った作業や道具の整備の方法を体験できたことは大きな収穫であった。インドネシアの6名はもう一緒に来ることは出来ないだろうが、個人としてまた活動に参加をする事を約束した。YMPの皆さん、田中さん親子に感謝の2日間でした。