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遊学の道Project2003/12月活動報告

12月13日〜14日

 今回初めての参加。少し緊張しつつコテージに到着。13日の参加者は自分のほかにもう一人初参加の増子さん、会長のみゅーみゅーさん、トーマスさん、徹さん、小学校4年生の小百合ちゃん、菅野さん、富弥さん、田辺さんでした。

 まずは、カタクリの場所の下草を刈るということで、柄の長い大きな鎌を研いでから、ヘルメットをして、いざ山へ。透きとおった川を渡って山道を歩くと、まさに林業といったふうに、斜面にたくさんの杉や檜の幹がまっすぐ垂直に伸びていまいした。
目的地につくと、横に広がって各自もくもくと作業。みなさんヘルメットや顔にバシバシとあたってくる小枝と戦いながら、どんどん上へ上へと刈り進んでいきます。自分も田辺さんのナイスアドバイスもあり、なんとかあの大きな鎌を使いこなせるようになりました。作業が終わったときには、いつの間にやらスタート地点は遥か下のほう。同じ道を帰ってコテージに戻ると、今度は来月の炭焼き用にナラの木をノコギリで輪切りにすることに。ところが、この木が予想以上に硬い・・・。みんなヒーヒー言いながら切り終えたころには、辺りは真っ暗。今日の作業は終わりです。

 夜はお鍋。お酒が入り、新たにメンバーの人たちも加わって大いに盛り上がりました。それぞれのいろんな人の職場のこと、趣味のこと、林業のことなどたくさんお話ができてほんとに楽しい時間でした。
惣次さんからもいくつか林業のことについてお聞きすることができました。自分は、林学家の高橋延清さんの林分施業法(森林の管理法みたいなの)というに興味があったので、聞いてみたところ、惣次さんの理想では、杉や檜などが森の上層に広がり下層に広葉樹が生えている状態が自然環境的にも林業的にも良いということでした。また、杉や檜などは生材で昔の日本の家には向いているが、今の現代的な、エアコンがついているような家には不向きであり、外国の乾燥材のほうが適しているそうです。
そのため意外なことに、今では国産材よりも外材のほうが良い値がつくとのことでした。その他、林業の抱える問題や、経営のこと、材木も等級のことなども徹さんの質問のおかげでいろいろとお話を聞くことができました。
こうやって老若男女、いろんな人が打ちとけ合って和むこの空間は、本当にすてきですよね。山の中だけあって、外はキンキンに冷え込んでいましたが、星もとてもきれいに見え本当にいい夜でした。

 14日。朝はおいしいパンを食べ、新たにメンバーも増えて本日の作業スタート。今日は、下草を刈る班と山道にかかる橋の修繕をする班とに別れ作業。自分は橋の修繕班になりました。橋班は、日陰の寒さの中、まさに土と木による土木工事。修繕というより架け直しという大仕事でした。間伐材を運んだり、切ったり、土をならしたりと皆さんの作業の手馴れっぷりにちょっと見とれつつも、自分も積極的に参加。なかなか大変な作業でしたが、順調に進んでいきました。

 お昼は、冷え冷えの体を温めようと、一同急斜面を登って日なたへ。作業して、ぽかぽか陽気の中、緑に囲まれてたべるおにぎりはもちろん“うまい”のでした。しばらくこの幸せな空気を堪能した後、今度は下草班も一緒になって橋の続きを再開。

 パワーアップしたメンバーで橋はもう完成間近。惣次さんも登場し、職人技が軽々と飛び出す中、橋はできあがったのでした。その後、その上の小さな橋を一つ修繕した後、沢の奥にあるもう一つの橋の修繕に取り掛かりました。惣次さんパワーで作業はトントン拍子で進んでいきました。間伐材を運び、切り、横木を打って・・・と、最後になって釘が足りないことが発覚。と、思いきや田辺さんのポケットに残っていたのがみつかったが、最後の一本が足りない。みんなで辺りを探していると、奇跡的に一本見つかって、無事作業終了となったのでした。

 きれいになった橋にさわやかな喜びを感じつつ、山をおりる。下では小百合ちゃんがお父さんと焚き火の特訓中。マッチを飛ばして火をつける高難度の技もマスターし始めていました。みんなで使った道具の手入れをし、コテージの掃除をして、そして皆さんそれぞれ生活に帰っていくのでした。山作業の新鮮な体験とともに、たくさんの良い出会いがありお腹いっぱいの二日間でした。すごく楽しかったです。皆様お疲れ様でした。またいろいろ教えて下さい。

(文:今村瑞樹)


いろんな人が打ちとけ合って和むこの空間は、本当にすてきですよね。(本文より)

ぽかぽか陽気の中、幸せなひととき。
 
手入れされた林内に日光が差し込む。

(撮影:坂本徹)


公開:2004/01/12

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