12月4日〜5日
2年ぶりの参加となった私は今回始めてみゅーさん、とーますさんと共に食材の買い出しから参加しました。料理に無知な私は2人があれこれと鍋の具材をカゴに投入するのを見守るばかりでしたが、夜→朝→昼と美味しい食事を取ることができるのは買い出し班のお陰であったことを改めて実感することができました。大切な仕事です!
さて、コテージに着いてみると菅野さんと冨弥さんはすでに到着済みで、バスで合流したドラえもんを含め合計5人、常連の顔ぶれだけあって鎌研ぎも早々にわずかに紅葉が残る遊学の森へ入って行きました。久しぶりに入る遊学の森。前と変わらずどっしりそびえる壮齢期や老齢期の木々は『たった2年』と、そして昔、雪起こしをした記憶のある一回り大きくなった若齢期の木々には『されど2年!』と言われているような気がしてなりませんでした。
今回の作業は2班に分かれてカタクリの路周辺の下刈りです。カタクリは日当たりの良い場所を好むので、冬に林床の植物を刈って日当たりを良くしておくと、春に発芽が促進されるそうです。かなり急かつ不安定な斜面だったので、気を抜くと鎌を引いた勢いで転落しそうになるのですが、集中して黙々と作業を進めました。あっという間に終了時刻となり、雨が降る前に一路コテージへ!コテージに着いてしばらくすると大粒の雨が降り出し、一晩中降り続きました。
空腹のためか5人がテキパキと行動し、夕飯の鍋は異例の早さで6時には出来上がりました。とーますさん特製のダイコンを葉から根まで堪能しつつ、とーます・菅野・冨弥家の家庭菜園経験談、冨弥さんによる山での恐怖体験談、とーますさんの里山でクズと戦った話に聞き入りました。そこで、一同クズの驚異的な生命力に共感し、「逆にその性質を有効利用する方法を考えれば一攫千金できるのに」と“クズ”をキーワードに話が進んでいきました・・・。
徐々にお酒もまわり、みんなホロ酔いになったところで菅野さんが冴え渡る!!私はその鋭い分析力と説得力に感銘を受けました。標的となったみゅーさんとドラえもんは菅野さんの熱意にとまどいつつも、それに負けないくらい熱〜い話をしてくれたのです。みゅーさんは『これまでの人生とYMPの歴史』を、ドラえもんは『夢』を語ってくれました。
細部の記憶が定かではないので短く最初だけ書くと、みゅーさんが森林ボランティア活動を始めたきっかけには、一人っ子のみゅーさんに団体行動を身に付けたいというお母さんの配慮によって子供キャンプに参加して、そこで自然に触れ、野外活動を楽しんだ経験が根底にあるそうです。そして、西多摩での森づくり活動に参加し始めたのは98年の夏に五日市青年の家の下刈りキャンプに参加し、惣次さんや当時YMP代表であり設立者の佐々木紀之さんと出会ってYMPに参加するようになったそうです。やはり、子供の頃の経験は大人になってもその人の行動を左右するものなのですね。YMPにももっと親子連れや孫連れで参加してくれる人が増えてくれたら嬉しいですね。
ドラえもんの話では、檜原村にテーマパーク『ヒノハランド』を作りたいという野望と、将来は絵本の絵を描く絵描きになりたいという夢を話してくれました。菅野さんの「芸術家が成功するには他の人が考えないようなところに目をつけなくてはダメだ!」という名言から、森林ボランティアをしたことのある人なら誰もがその存在を邪魔に思っているクズとタケに目を付け、みごと“クズバンブー”というキャラクターが誕生しました。まずは、ドラえもんが絵本でこのキャラクターをヒットさせ、ゆくゆくはクズバンブーをイメージキャラクターとして檜原村に『ヒノハランド』を作ってくれることでしょう。みゅーさんの提案で次のMDRYDで、ドラえもんがクズバンブーを主人公に紙芝居をしてくれることも決定しました。次回MDRYDをお楽しみに!
夜も深まった頃、惣次さんが加わってみゅーさんにまたも集中攻撃?!恋愛ネタの追及をどうにか切り抜けて話は囲炉裏小屋へ。今月は基礎を作っている段階でした。基礎の位置から間取りを想像できるので、基礎を見ていると誰もが囲炉裏小屋の完成した姿を思い描いて楽しくなってしまうのです。「囲炉裏を囲んで酒をクイッとやりたいんですよ」と惣次さんが楽しそうに話をしてくれました。完成が本当に楽しみです!夕食が早かったので夜の12時には皆就寝しました。
翌朝は昨夜の大雨が嘘のように晴れ渡りました。一足先に帰宅するドラえもんを見送り、4人で作業場所へ向かいました。裏の南秋川は大量の濁流が流れていてつり橋を歩く足がすくみそうでしたが、遊学の森の中は何もなかったかのように平然としていました。さすが遊学の森です!
現場に着くと気分も上々にみんな同じ場所で1日目の続きの作業を進めました。斜面の下から上へと刈っていくので時々作業の合間に後ろを振り返ると、きれいに刈り払われた林床が広がり、ボサボサに伸びた髪を切った後のようにさっぱりとした気分になるのです。下刈りは私の好きな作業の一つです。今回の作業で刈り払った部分に可愛らしいカタクリの花が群生して咲く様子を思い描くとなおさら刈り払う力が湧いてきます。昼食は見晴らしの良い尾根で恒例の3色オニギリととーますさんが作ってくれたダイコンの葉炒めです。とても暖かい日だったので青い空を見上げて頬に風を受けながらの昼寝は最高に気持ち良かったです。午後は、バスの予定と日が暮れるのに合わせて3時頃に丁度上まで到達したので作業を切り上げコテージへ。
朝、残った具材で作っておいたスープを食べて一息付きました。一気に掃除を済ませると私と冨弥さんはお土産に刺身コンニャクを買い、大満足で帰宅しました。2004年最後の活動も大成功でした!