9/10-11
9月10日
今年こそ定例活動に参加しようと決めたのは1月。それからはや9ヶ月、今年初めての活動参加である。今月の定例活動は、衆院選と重複。午前中に期日前投票をしてから参加するつもりで、五日市の「いなげや」には12時ころ集合で話はついていた。しかし金曜日である。いつものことながら、仕事が終わらない・・・。この2年間、何度となく同じことを繰り返してきたが、まったくやれやれである。案の定寝坊して、投票は日曜の活動後に行くこととし、ひとまず五日市に向けて出発。
「いなげや」には、イシヤマとヨシユキがいて、既に食材や飲み物の買出しは終わっていた。車に荷を積み込み、いざ檜原へ。途中、いつものパン屋さんで朝食用のパンを購入し、久しぶりの風景と対面。檜原は変わらない。何度も何度も通ったが、いつ来ても安心する。東京での生活の一部といったらいいのか、そんなやわらかい懐かしさを与えてくれる場所。
昼食を済ませつつ、今月の参加者の皆さんを迎える。なんと、そのなかにウエダさんの姿が。外国で生活しているウエダさんは、年に一度の参加である。思えば、去年もウエダさんと一緒だった。幸運に感謝。どの人とも(檜原では)ほぼ一年ぶりの再会。
この日の作業は、道の補修、と同時に、補修用の材を山から引き出す作業。どっちが辛いかは周知済み。材運びは不人気メニュー。なんとなく、材運びは男の仕事だよね・・・という空気が流れ、空気そのままに班編成。道補修チームはアンドウ、イシヤマ、スズキ、タケウチ、ヤマモトの5名、材運びチームはウエダ、タナベ、ヨシユキ、ササキの4名。
身支度を整え、おのおので準備体操をして、いざ出発。先陣はタナベさん。このところ毎週ヤマ通いしているだけあって登りのペースが抜群に速い。付いて行くのがやっとだ。昨秋、青年の家の活動で間伐した材を引き出すために、急斜面を15分ほど往く。9月とはいえ、まだまだ暑く、この日は特に湿度が高かった。日ごろ冷房の効いた事務所でぬくぬく育っているから体に響く。汗が止まらず、帽子のツバから止めどなく滴り落ちる。炭焼き跡に着いたときには一同ぐったりだった。ものすごいペースで歩いていたタナベさん、実はかなりしんどかったらしい。
一息ついて、いよいよ作業開始。ひと冬、ひと春、ひと夏寝かせただけあって、間伐材はまるで羽のように軽い・・・はずだった。この夏のあいだにたっぷり水分補給した材は、ダイエットのリバウンド状態。一人で一本運ぶのがやっとだ。なるべく長い材のほうが使い道も多かろう、と長尺物を運搬することを心がける。二人一組で運ぶものもあった。結局、この日4人で炭焼き跡まで引き出した材はおよそ15本、そこから水土里の橋付近まで降ろした材は4本。お疲れ様でした。
夜は恒例の懇親会。いつもと違うのは懐かしいメンバーが揃っていること。楽しみとともに、嫌な予感が・・・。食事と反省会を済ませ、懇親会が始まる。この日は、檜原の祭りがあり、半数のメンバーは出かけていった。残ったメンバーの昔話や近況のなかで、アキオがめでたく就職を決めた話題になり、即時召集。やってきたアキオは上機嫌でさらに盛り上がる。そして、夜は静かに更け、酔いも深く深く進んでゆくのでした。続きはタナベさんの報告をどうぞ。
9月11日
朝、7:00食事の用意に階を下りると長テーブルと壁との間1mもない隙間に並んで寝ている人影が見えた。ノリとアキオであった。なんだとこいつらはと思い、昨日の夜のことを思い出すと久しぶりにあって夜遅くまで飲んで寝るふとんもなくそのまま寝込んだのだと解釈した。それで放っておいて食事の準備をした。
食事を終え、昼食のおにぎりをつくり、作業に出かける。ヨシユキ、アキオは帰り、ノリは二日酔いなのか寝たままなので、作業参加は昨日より2名減。作業は材運びを男性4名と補修箇所の場所と寸法測りを女性4名で行うことにした。水土里の橋を渡ったところで昨日惣次さんが、検査官が来るから道刈りしといてくれるといいな、といっていたのを思い出し、イシヤマに道刈りを何人かでしてもらうように頼んだ。
材運び班は現場に行く前に遊学の森入口の材を整理して、僕1人昼食の場所のせせらぎの広場におにぎりを置いておくからちょっと待ってと言って、せせらぎの広場に向かいおにぎりを木に掛けて一口水を飲み、遊学の森入口に向かうと3人がいない。どこ行ったんだろう。ウエダさん、名前を呼ぶが返事がない。また、春先やったように、また山の中で探さなければならない。湿度が高く、山を歩くだけで汗がたっぷり出てへたりそうなのに、参ったな。昨日の場所ではないといっておいたから、体験の森か?当たりをつけ、上っていくと途中ナツコに会い、ウエダさん見かけなかったかと訊くと見かけないと答えた。こっちじゃないのか、と沢の方に下りるがこちらもいそうにない。昨日の炭焼窯跡か、道のりは遠い。途中でタナベ遅いと待たないものか、言い方が悪く伝わってなかったかと、はぐれてしまうと探すのに一苦労の森の中で探し歩き回りながら、思い巡らせた。水土里の橋付近で道刈りをしているタケウチさんにウエダさん見かけなかったかと訊くとずっと前に向こうに言ったといい、ヤマモッチャンの姿も見えないのでどうしたのか聞くと具合が悪く、コテージで休んでいるといった。汗だくになり炭焼窯跡につくとウエダさんたちはいた。現場はここじゃあなかったのにと話し、せっかく上がったのだからと昨日積んだ材を1人1本下ろした。道が鋭角に折れ曲がり、その上、立て木の間隔が狭いので4mほどの材運びには苦労した。材を遊学の森入口まで運び積んだあと、そこでは材が湿って重たくなるからと南斜面の場所に移した。その後、予定現場であった昨年森林組合が間伐して玉伐っているところに行き、材をアジサイの広路の壊れ掛けている橋のそばに置き、昼食の時間となった。
せせらぎの広場では煎餅を焦がしたような香りがうっすらと漂っていた。カツラの黄葉だ。先ほど歩いた路には栗の実も落ちていた。まだ暑いが秋が来ているのだと気づかされた。昼食を終えるとイシヤマは食料を全部持ってきたからコテージに届けると帰っていった。材運び班は午前の続きをおこない、現場の材を整理し、1人1本下ろし、作業を終了させた。コテージに帰るとノリ、ヤマモッチャン、イシヤマが寝込んでいた。イシヤマからの差し入れアイスを頂き、部屋のかたづけをしているとぽつぽつと雨が降り出した。そぼ降る雨の中、ノリ車に乗った4名はイシヤマに見送られ、その後バス班が出ていき、静かに、そして淡々と帰路へと消えていった。