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遊学の道Project2005/10月活動報告

10/15-16

10/15〜16AM

 週末の天気予報は、雨だった。何年前の2月だったろう。雪で山に入れず、ただひたすら山手線ゲームを続けた日の記憶が懐かしく頭を過る。初参加者がいるのにそれじゃなぁ……なんて思いながら檜原へ着く頃には、空は晴れていた。なんだ、ウソつき。

 集まったのは久しぶりのとーますに、真瀬さんと塩津さん、そして初参加の仙花(のりか)ちゃんと私という5人。けれど、とーますは仕事疲れのせいか来るまでの電車&バスでダウンし、作業には4人で出かけることになった。今日は、先月できなかったアジサイの広路にある橋の架け替え作業。材運びからと思って現場に着いたら、既に材は運ばれてあった。拍子抜け。そーいえば先月の最終材運び状況を把握してなかったっけ。腐りかけた丸太を脇によけ、運んであった材の長さを合わせる。両脇を掘って高さを揃えると、橋はあっという間に完成してしまった。あまりにも早く終わったので、せめて横木を渡そうと、残りの3人に半割りを頼んでコテージまで走る。金槌と釘を借りて現場に戻ると横木は完成し、真瀬さんと塩津さんは他の補修箇所を調べに行っていたので、残っていた仙花ちゃんと釘打ち。1本の横木につき2本分の釘しか持ってこなかったら、少し短めでグラつく。しかも節に当たったのか、2本は刺さらずに曲がってアウト。さすがにもう一度取りに戻る気にはなれず、翌日の宿題にして上に向かう。カーブの上では、2人が崩れた土留め交換の準備していたが、杭打ち作業も想定外でカケヤがない。仕方なくこちらも翌日の宿題に。さて、どうしよう。塩津さんの「前に岡田さんがカエルを見つけた橋のほう、道が崩れてるって言ってたわよね」との一声で、普段はあまり歩かない真ん中の道を歩きながら、補修箇所を探すことにした。

 あきおジャンクションからカヤの岩路へ。谷に向けて下る道は、わりと最近直したはずなのに心許ない。谷筋は、田辺さん力作の橋のおかげで安心感がある。そこを登ると、完成した当時は最高傑作!と思われた階段に辿り着くが、広葉樹林のせいか谷に向かって段が下がり気味。ガレ場の登りを抜けた岩を回り込んでいく江頭階段は、既に道の区別がつきにくい。アサダの眺め路との分岐点をソロの奥路方面へ。針葉樹林のまっすぐな道は問題ないものの、広葉樹林の下り坂にかかると土留めが落ちている部分が目立つ。岡田さんがカエルを見つけた橋(仮称:トロルの橋)を渡って、水場への下り坂。ここも段が崩れかかっている。土留めや階段の横木が崩れていると、登りはよくても下りは非常に怖い。水場で休憩して沢の音小路(略称:猫路)に出ると、普段歩かれている道との違いを感じた。勿論、崩れている場所とは林相や土壌の違いもあるのだろう。けれど、歩きなれた道には「道」であることの安心感がある。歩いてこそ道。せっかく自分たちが苦労して作ったのだから、歩くことでいい状態を保ちたいと思った。

 コテージに戻ってナタ砥ぎをし、夕食準備に取り掛かる。とーますは、私たちの喋る声にも起きる様子はない。カレーを煮込み始めた頃、おのおのの会に行っていた田辺さんが羽鳥さんと共に来て、「惣次さんの天皇杯受賞のお祝いをどうしよう?」なんて話題になる。個人的には、惣次さんとみんなで旅行したいけどなぁ……。立ち話中放っておかれたカレーは、真瀬さんと仙花ちゃんの手によってルーを入れられ、完成形に近づいていた。

 夕食はカレーに大根サラダ。お米は、真瀬さんの実家の新米だ。こーいう差し入れは、非常に嬉しい☆大根サラダは、野村さんちのシソの実漬けを入れた和風ドレッシングで。加えて、裕子さんにさつまいものてんぷらとおしんこをいただき、豪華な夕食になった。

 人数に加えて外は雨。雨だれみたいな田辺さんの語りがぽつぽつと、まったりとした時間に降り積もる。雨は苦手だ。湿度が高いと頭痛になる。アラクを口にしたら、余計に痛みが増した。田辺さんは仙花ちゃんに「ストレス溜まるよね」「山はいいよね」「また来たくなるよね」と、強引な語りかけを続けている。とーますは復活しては、すぐに戦線離脱。私は、翌週のイベントで作る白玉の量を計算するためのデザート作りに入る。1袋200gの白玉粉とぶどう1房とりんご1個で、YMPと田中家と中野区のイベントで来ていた北見スタッフに振舞えるくらいの量ができ、押し売ってまわった。もうすぐ日付をまわるかも……という頃、惣次さんが登場。農林水産祭天皇杯受賞の話で盛り上がった。

 翌朝も雨。小降りになったかと思いきや、また強くなることのくり返し。作業に出かけるタイミングを逸し、田辺さんが「林業講座をやろう」というので、YMP備品の本を活用しつつ林業講座?を行う。枝打ちの話では、奥山さんからもらった枝打ちの巻き込み見本が役立った。

 一通りの話に飽きた頃、倉庫へいくと、外に見知らぬ男の子が。惣次さんに会いに来たというので家に案内しようとすると、13時の約束だという。まだ11時前。外は雨。時間を潰すところもないだろうと思い、コテージへご招待。話を聞くと日大の学生で、卒業研究で木造建築家屋について調べているそうだ。建築系の話はあまり聞く機会がない。みんなから、興味深げな質問が次々と飛んだ。

 気がついたら昼近い。私は午後から農大奥多摩演習林に行く予定があり、11:53発のバスに乗らねばならず、朝、大量に作っておいた真瀬家手作り味噌の豚汁を日大生たちにも振る舞い、豚汁とごはんをかきこむと、まだ少しつらそうなとーますと共にコテージを後にした。

(文:石山恵子)

10/16PM

 13時に日大生3名が田中家の調査に行き、マセ、ナカムラ、ぼくの3名となった。とりあえず日大生と一緒に田中家の見学をしようか、と思っていたら日大生と惣次さんが打ち合わせをしてからだから、その間することないので取りやめることに。雨も降ったり止んだりで、その上時間もないし、山に入るには面倒だ、それじゃあ囲炉裏で焚火をしようか、とあいなった。相も変わらず、新聞と焚きつけ少々しか燃やせない。悪戦苦闘の末、焚火の着火にようやく成功し、それからはお湯を沸かすわけでなく、味噌を焼くわけでなく、ただ3名で火を囲み、まったりとお話しながら、時折炭や灰をいじって時を過ごした。15時にコテージに帰り、後かたづけをするが食器洗い、散らばった書類、食材の始末、整理とやることが多く、先ほどまでのまったりとした時間と打って変わりバタバタとせわしない作業となった。結局、完了は15:43のバスには間に合わないので、マセ、ナカムラには帰ってもらい、ぼくが責任を持って残り片づけることにした。いつもの、作業の誤算であった。

(文:田辺康司)

活動写真はこちらから。(撮影:真瀬)


公開:2005/11/29

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