秋田駒ケ岳(8月初旬)
| 秋田駒ケ岳とは一つの山だけを示す誇称ではありません。標高1500m付近にある、阿弥陀池と呼ばれる火口を中心にカルデラを形成する一連の火山群を総称して秋田駒ヶ岳と呼びます。
そのピークひとつひとつには女目岳、男岳、女岳、横岳などの名前が付いています。夏には花が咲き乱れる北国の桃源郷として特に有名で、また、周遊コースは周囲の風景も変化に富んでおり、登山者を飽きさせない素晴らしい山です。空気の澄んだ秋にこの地を訪れれば素晴らしい眺望に心が躍ることでしょう。 登山口は秋田県側と岩手県側から開かれています。低い標高から登り始め、行動時間も長いが山登りの醍醐味が味わえる岩手県側から登りたかったのですが、今回は同行者がいたのでアプローチが楽な秋田県側から登りました。秋田県側からの登山口は途中で車を置いてバスに乗り換え、標高1550mの八合目小屋というところまでバスで運んでもらえるという至れり尽せりの登山口です。 環境を考えてか、マイカー規制がされているのはさすがでした。蔵王刈田岳や磐梯吾妻スカイライン、裏磐梯高原、尾瀬周辺等も大いにこれを見習うべきだと思います。 登山道は緩やかな上りながらも硫黄の噴出によって出来た不思議な個所あり、高山植物に彩られた素晴らしいお花畑あり、北東北の素晴らしい景観を見渡せる個所ありと、訪れる人たちを飽きさせない素晴らしいルートです。花に関してはニッコウキスゲ、トウゲブキ、ヒメシャジン、ヤマハハコ、ハクサンチドリが季節を謳歌するように咲き乱れていました。 標高を上げて阿弥陀池周辺の雪が解けたばかりの雪淀ではチングルマ、エゾツツジ、ヒナザクラが遅ればせながら咲いていました。東北の冬を知るものにとっては遅ればせながら咲く夏の花の方が秋に咲く花達よりも哀れみを感じてしまうものです。あと60日もすればこの山には雪が舞い降りてしまうのですから。 1637mの女目岳からはあいにく夏特有の気まぐれなガスがかかってしまい、周囲を見渡す事が出来ませんでしたが、足元の高山植物達が相変わらず美しく、心を和ませてくれました。 |
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穏やかな山容の最高峰、女目岳 |
トウゲブキが咲き乱れるお花畑 |