半田山
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福島県伊達郡桑折町にあるこの山は標高863mと低いながらも、奥羽山脈の一翼をなし、信達平野を見下ろす東側斜面は急勾配の見事なカール状地形を形成している山です。また、この山はその昔、銀山としても知られており、807年(大同2年)に銀が発見され、昭和25年(1950年)に至るまで採掘が行われていました。江戸時代には大いに栄え、「日本名山図絵」の中ではその山腹に多くの人家が描かれているそうです。ちなみに金属をくっつけるときに使用する「ハンダ」はこの半田山から由来しています。 登山口には源義経にまつわる伝説を伝える神秘的な沼があり、山頂からは奥州藤原氏をしのばせる古戦場、南北朝時代の塞、霊山が見えたりと、陸奥の歴史をたどりながら散策するにはうってつけの名低山といえるでしょう。 無積雪期ならば整備された林道を沼のある登山口まで車であがることができ、比高差500m弱、山頂までの歩行時間1時間弱の快適な山歩きが楽しめます。よっぽどの虚弱体質か肥満でない限り、たいして汗もかかずに山頂の大展望を楽しむことができる山ですよ。 山の植生は、急斜面は土地が痩せているのか、アカマツ、マンサクの木が優先しています。上部に進むにしたがってドングリ、ナラ、コナラ、イヌブナ、などの雑木林になり、林床にはショウジョウバカマがたくさん咲いていました。また、ニホンザルやツキノワグマ、ニホンカモシカ、その他野鳥類も多く棲息する低山ながら大変自然度の高い山です。 3度目の山頂に立った後は、前の晩飲み過ぎたせいか下っ腹がとけかかっていたので大急ぎで急斜面を下り、麓の公衆便所へと急ぎました。
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桃畑と半田山、桑折町から |
伝説を伝える半田沼、山頂付近から |
連中と酒酌み交わせたら楽しいだろうなぁ |
咲いていた花 (2000.4月下旬) (2005.10.10)