ミミズ日記

ミミズコンポストを始めた頃の日記です。
2001年6月からミミズコンポストを始めました。

●「ミミズ飼ってもいいかな。」

 ミミズがとても気になった。特に理由はない。何となく。栗本慎一郎氏の著書にミミズが出てきたからかもしれない。インターネットで検索してみると、ミミズサイトがいっぱいあり、発泡スチロールの箱で飼うことが出来ることを知る。以前テレビでキャノワームという市販のミミズ箱で生ゴミの処理が出来ることは知っていたが、値段が私にとって高いのであきらめた。
 今回、お金がかからないことが分かったので、ミミズを飼うことに決めた。最初の難関は、妻である。うねうね、ニョロニョロのミミズである。ましてや、妻はエコロジストではない。妻に飼うと言うことは、子供が、犬を飼いたいと言うよりももっと勇気のいることだと思う。しかし、ミミズが気になるのだ。宇宙からのメッセージではないかとおもうくらいに。
数日後、決心して、さりげなく、「ミミズ飼ってもいいかな。」と言ってみた。「ミミズ?なにするの。」「生ゴミを食べさせるんだ。」「・・・ミミズ・・・家の中でなければいいよ。物置でね。」あっけない結末だった。簡単にOKが出た。この女を生涯の伴侶として選んだ私の目に狂いはなかった。反対されると思っていた自分を恥じつつ、ミミズプロジェクトが始まった。

●「ミミズ大好き」

 ミミズサイトを参考にした上で、さっそく本屋に行ってみた。土壌関係でミミズについての本くらいあるだろうと思ったからである。しかし、本屋に行っても、その手の本は何ひとつない。「ミミズの飼い方」や「ミミズ大好き」などあるはずもない。
「生ゴミを食べてもらうミミズ御殿の作り方」(株)ヴォイス、佐原みどり著という本があるのは知っていたが、本屋さんになかったので、先にミミズを飼い、その後に本を読むことにする。

●「ミミズ箱を作る」

 ミミズ箱は、いろいろな種類があるが、一番お金のかかりそうのない発砲スチロールに決める。魚屋に頼んで貰ってこようと思っていたら、イトーヨーカドーに発泡スチロールの「自由にお持ち帰りください。」コーナーがあったので、一番大きい(外寸縦41.3p、横54.5p、深さ26p)のを貰ってくる。ヨーカドーよありがとう。後は、ヒロさんちのミミズたちのホームページを参考に作成した。作成したのはヒロさんちのミミズ箱4号をベースにして,換気口のみミミズ箱5号のまねをした。
作成には、アイリスオーヤマ「パームピート」(天然ヤシ繊維100%の用土)380円、急須茶こし65号 78円、セメダイン「発泡スチロール用CA−198」135円を購入。後は、使い古しのストッキング、バケツ、カッター、はさみ、マジックペン、定規、水で一時間程度で完成。水で戻したパームピートを完成した箱に敷き詰め、後は、ミミズを入れるだけにして寝た。

●「ミミズを買う」

 ミミズを探すのも大変だし、専門の業者さんから買うにしても時間とお金がかかると思ったので、釣具屋さんから釣り餌用のミミズを買うことにした。近くの釣具屋さんに行き、「みみ...」と言いかけると同時に「はいはい、ミミズですね。300円です。」とのこと。一箱購入。釣り餌用のミミズは「ミミズちゃん熊太郎」であった。私は、別の餌用のミミズ「りんたろう」もほしかったため(違う種類のミミズかもしれないと思い)、違う釣具屋さんにいってみたところ。そこで出てきたのもやはり「ミミズちゃん熊太郎」であった。「熊太郎はイヤです。私は、りんたろうがほしいんです。」などと、釣具屋のおばあさん相手に言えるはずもなく、一箱購入。2箱抱えて帰宅した。さっそく中をあけてみると、ひんやりとしたミミズが、紙のようなものの間をうねうねしている。思ったほど気持ち悪くない。よく見てみると、卵と白い赤ちゃんミミズがいる。ミミズでも赤ちゃんはとてもかわいく思える。「この子たちを守ってあげなくては。」と妙な気持ちになってくる。
さっそく、深さ11pほどの詰め物の中に、ミミズたちを箱のまま入れた。箱は四隅を破っておいた。その方が新しい環境に早く慣れるのではないかと思ったからだ。ミミズたちよ。私のつたない知識のために、死ぬようなことはないようにと願いつつ。

●「置く場所を考える」

 箱も作り、ミミズも買った。後は、箱を置くだけなのだが、あまりにも突発的に、「俺はミミズを飼うんだ〜。」という勢いだけで事を運んでしまったため、置く場所を考えていなかった。物置にしようとも思ったが、私の置き場所三原則は、1.日光が当たらない、2.雨が入らない、3.風通しがいい、と勝手に考えていた。特に3は、室内、押し入れ、物置でも大丈夫と言うことなので、関係ないのだが、どうしてもミミズは、風通しがいいところが好きな気がするのだ。よって、おいしい空気のたくさんある縁側に設置することにした。ただ、このままだと日差しにあたってしまうので、換気が出来る形で、取りあえず板をのせといた。そのうち、すだれでもかけてあげよう。

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生ゴミも入れてみました。

●「どうなったかな〜。」

次の日、朝起きてすぐ、ミミズを見に行った。ミミズは夜活動してそうなので、どうなったか興味津々。子供と一緒にミミズをのぞいてみる、すると熊太郎の袋の中に入っていた紙くずのようなものの中から、ヤシ繊維の方へ移動しているではないか。「そうかい。そうかい。やっぱりおまえたちは、私が作った寝床のほうがいいかい。」とほくそ笑み。仕事に向かった。

●「ミミズ、逃げる。」

朝起きて、さっそくミミズ箱を確認してみると、ミミズが脱走を試みたらしい。ふたの裏のくぼみ部分に2匹となぜか液肥受けに2匹丸まっていた。液肥受けは、外になるので完全に脱そう成功である。隙間なく作ったはずなのに!どうして、どこから、蓋から、まさか茶こしの網目から逃げ出したのでは...。 どちらにしても、ミミズは夜逃げの天才か。うちのミミズ箱は、まだ落ち着かないのだろうか。

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