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2001.7.5 ■WINE編 初心者Q&A wine1:ボルドーワイン・グランクリュ特集 フードビジネスコンサルタント VINCENT Systems ワイン編第1号を専門家に近い人を対象に、内容を限定して書きましたので、さっそくワインに詳しくないという渡辺君から、次のような質問がありました。
ワインにはいろいろな熟成方法と熟成期間があり、飲みごろも違います。 早飲みの代表がおなじみのボジョレーで、発酵期間は1ヶ月、その後瓶詰めで1ヶ月で出荷します。つまり収穫年の10月に飲みごろとなるのがヌーボーです。 ボルドーでは、発酵後約12〜18ヶ月樽で熟成し、その後ビンで2年近く置き、この間もビン内熟成をする。従ってブドウを収穫してから約3年後にシャトーから出荷されます。 なお、かつては樽熟成に4〜5年かけていたスペインの高級ワインなどがありました。これだと出荷は5〜6年後となります。しかし、この熟成方法ではワインの風味が重くなりすぎるという評価がされ、現在はボルドーと同じように3年間の熟成で出荷されるものが多くなっています。
例外として格付けされている白ワインは、貴腐ワインのバルサックとソーテルンのみです。これ以外は、たとえ4大シャトーの白ワインでもグランクリューの指定はされず、「AOCボルドー」という表記になります。
通常のグランクリューは、若い年(出荷した年に近いもの)で8千円というのが普通。5千円前後〜1万円と思えばよい。 ただし最高級品といえる4大シャトーの「シャトーラトゥール」や「シャトーオーブリオン」や「シャートーマルゴー」等は、近年のもので1本約1.5〜2.5万が普通です。15年くらい前の良い年の「ラトゥール」は、5〜6万します。 骨董品的なワインを除くと、価格の最も高いのはブルゴーニュで生産されるラ・ロマネコンティ(La Romanee Conti)で、12〜20万円ととんでもない価格です。わずか1.8haの小さい畑から造り出されている。 注:1本の容量は750mlが標準。
ポムロールのシャトー評価は、全体の水準がボルドー地域内5地区内で最も高いとされていて、その評価で良しとしているのでしょう。Q2で述べたシャトーペトリュスのように、格付けがなくても高い評価のワインが多くあります。 日本酒では品評会で受賞できたかどうかが、その後の価格や売れ行きに大きく影響するようですが、日本のように公的機関や雑誌がつけた「格付け」(ブランド価値)が珍重される傾向は小さいようで、個人それぞれの好みを尊重するという文化の違いがあるのかもしれません。 ただしサンテミリオンでは、独自のグランクリュー制度を導入しています。シャトーが多くあり、生産量も多く、商品差別化の為にAOCの格付けのみでは満足できなかったようです。私の所有する1本も、前回の審査でグランクリューでなくなっています。競争が余り激しいのもどうかとおもいます。
フランスをはじめAOC制度のある国では、自らのぶどう園(畑)または同一地域内で収穫したもの以外は、AOC表示のワインの材料として使ってはいけないことになっています。 桶買いの場合では、同一地域であれば「AOCマルゴー」(マルゴー地域内のぶどうを使用)や「AOCボルドー」(ボルドー地域内のぶどうを使用:注)と表示できます。 注)「AOCボルドー」の表示は、普通クラスのワインと、グランクリューシャトーの白ワインとで両方使用している。白ワイン購入時は生産者のチェックして確かめること。 日本酒の製造とは大きく異なっています。ワインの場合はブドウ生産(農業)と製造業が一体化した「1.5次産業」といえます。日本酒の蔵元は一般に酒米の栽培しておらず、産業分類では食料品製造業(第2次産業)です。もっとも、ごく少数ですが酒米の生産から自ら行う蔵元もあります。フジテレビ系列のドラマ「夏子の酒」がそうした蔵元の話でした。
オークでつくる新樽は香りが強い。その香りによる効果に期待して使用する場合が多い。しかし、熟成期間は短くしないと香りがきつくなりすぎるなど、逆効果となる場合もあります。 古樽使用の場合では、反対にゆるみの部分からの外気との交流が良い効果を生むことが知られてます。一概に新樽が良いとか、古樽が良いとかいうものではありません。 なお樽は、ボルドーに流下するガロンヌ川の上流にあたるアルマニャツク周辺の樫が多く使われてきたが、現在はアメリカ・オークの使用も多い。
グランクリューの格付けに値いしないが、次ランクなら十分な品質と判断したものを、セカンドワインとして別のネーミングで発売しています。 こんな例もあります。有名な高級シャトーで、当たり年でないと判断して、その年度はグランクリュー格付けをせず、全てをセカンドワインとして出荷したケースがありました。当たり年でないといっても、その年の最高級ワインを安く買えたのですから、このセカンドワインを買った人はラッキーだったと思います。
この場合は、出荷するワインの「ぶどう品種別の混入割合のこと」と答えるのがよろしいかと思います。 最近は、メルローやカベルネ・ソービニヨンなどの単一種でワインを作るケースも増えました。単一種でも上手につくると美味いワインは出来ま技術を持たないために、単一種でワインを作っている地域が多いようです。
AOC表示とは、ワインのラベルにAPPELA [地名]CONTROREEと表示してあるもののこと。AOC表示のあるワインは、フランスのワイン生産の1/5しかなく、高級ワインに入るのです。 AOC表示の根拠となる法律は、「原産地名呼称規制法 Appellation
d'Origine Controlee」といいます。 ボルドーでは、BORDEAUX AOCは、地域でAOC委員会を結成し、国と交渉すれば取得が可能です。 AOCランクのワインは、フランスのワイン生産の1/5しかなく、このランクでも高級ワインに入るのです。価格は900円〜2500円まで、色々と幅が広い。 安売りの「やまや」(塩釜市)が販売協力するジャスコなどでは、普及品の380円クラスから高級シャトーものまで幅広く揃えています。2001年5月末には、サンテミリオン・プルミエクリューが2,980円で販売していた。不況で放出という感じでした。 |
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