アライグマ

 アライグマは北アメリカから中央アメリカにかけて生息しています。 平成17年10月25日、そのアライグマが職場に侵入しました(右上の写真)。 夜のうちに侵入したらしく、トイレにうずくまっていた個体を発見し、捕まえようとすると、タイルの壁を、爪をタイルの目地にかけてスルスルと登りました。 これなら、何階からでも侵入可能と納得しました。
 いったん捕まえましたが、警察に連絡し、引き取りに来てもらうのを待っている間に逃げられ、今度は部屋のカーテンレールにつかまって、降りてきません(右中央の写真)。 堺市動物指導センターの方に麻酔を打っていただき(右下の写真)、引き取っていただきました。
 アライグマは、ラスカル以来の人気でペットとして飼われていたものが逃げたり、捨てられたりして、あちこちで野生化しています。 幼獣の時期は温和で愛らしいのですが、成獣になると気性が荒くなります。 畑を荒らしたり、生態系への影響も心配されています。
 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(略して「外来生物法」)が、平成17年10月1日に施行されました。 この法律では、問題を引き起こす海外起源の外来生物の飼養・栽培・保管・運搬・輸入などを規制しています。 特定外来生物に指定されたアライグマは、新たにペットとしては飼えなくなりましたし、以前から引き続き飼う場合も、飼育施設を準備し、申請書を提出しなければならなくなりました。
 でも、既に野生化したアライグマの繁殖力はすごいようです。
 大阪府では、野生化して捕獲されたアライグマは、平成13年度は0匹だったものが、平成15年度には42匹、平成16年度には222匹に達しています。ちなみに、平成16年度には、神奈川県では977匹、早くから野生化が問題になっていた北海道では、なんと1,385匹が捕獲されています。
 
 
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