セグロアシナガバチ

 6月の昼過ぎ、直射日光にさらされて、巣の傍に置いた温度計は33℃。 巣の中には、既に卵があります。
 セグロアシナガバチは、水を運んできて、巣のあちこちに水滴をつけ、自分が飛び立たないようにしっかりと足を踏ん張り、翅を扇風機のようにふるわせて、一生懸命巣を冷やそうとしていました。
 このようにすれば気化熱で巣の温度が下がることを、ハチは「知識」として知っているわけではありません。 親や仲間から行動を「学んだ」わけでもありません。 このような行動がどのようにして遺伝子に組み込まれていったのか、行動パターンがどのように進化してきたのか。 興味は尽きません。