デンジソウ

 「グッド ラック」という本が、たくさんの言語で訳され、読まれています。 四つ葉のクローバーの形をした、手にした者に幸運をもたらす“奇跡のクローバー”を、二人の騎士が探し求める物語(?)、私も読みました。 デンジソウを思い浮かべながら・・・
 デンジソウは、まさしく“四つ葉ばかりのクローバー”といったイメージです(上の写真)。 名前も、上から見ると「田」という字にみえる草、といった意味でしょう。 昔は田にも見られたということですが、稲作の周期がかわり、すっかり珍しい植物となってしまいましたが、我が家では底に穴のない容器の泥土で元気に育っています。
 この植物、7月初め頃から、地面すれすれの場所に果実を実らせ(中央の写真)、その果実を割ると、中には種子がいっぱい!(下の写真) というのは大ウソ! この植物には果実ができる前段階の花が咲きません。
 デンジソウは、じつはシダ植物なのです。 果実に見えたのは「胞子のう果」と呼ばれるもので、その中にみえるのは、「包膜に包まれた胞子のう群」なのです。
 以下の内容は、写真で紹介するのは止めますが、この包膜の中には、「大胞子のう」と「小胞子のう」が混在していて、大胞子のうの中には1個の大胞子が、小胞子のうの中にはたくさんの小胞子が作られます。 この話で頭が痛くならずに興味を持たれた人は、サンショウモのページをご覧くださいね。