糞虫

 堺市の泉北ニュータウンの住宅地での発見です。道の脇に、キンバエのたかっている犬の糞がありました。   マナーの悪い飼い主がいたものだ・・・ と思っていると、その糞がズズッと動きました。    しめた! と思って、近くにあった小枝で糞をひっくり返すと、たくさんの小さなマグソコガネが蜘蛛の子を散らすように逃げていきました。
 小枝で糞をほぐすと、予想どおり、数匹の糞虫が見つかりました。  エンマコガネです。(上と左の写真 : おそらくコブマルエンマコガネだろうと、  近くにお住まいの正木さんに教えていただきました。)   糞に接して、エンマコガネのものと思われる穴もありました(左の写真)。
 エンマコガネやマグソコガネなどの糞虫は、糞を餌にして子供を育てます。   「ファーブル昆虫記」でも糞虫のスカラベ・サクレの話が詳しく書かれていますし、  古代エジプトでは、スカラベを日輪の回転を司るケペラ神の化身とみなしていました。
 マグソコガネは蜘蛛の子を散らすように逃げてしまって、写真には撮れませんでしたが、キンバエは全く逃げません(下の写真)。